辛亥革命70周年を記念する -- pekinshuho

[注释1]
①辛丑条約とは、一九〇〇年イギリス、アメリカ、ドイツ、フランス、ロシア、日本、イタリア、オーストリアなど八ヵ国連合軍が北京に攻め入ったのち、一九〇一年、清王朝政府が迫られて締結した国辱的条約。
②袁世凱（一八五九～一九一六）、一九〇一年に北洋大臣就任後、北洋軍を拡充して北洋軍閥の首領格となり、一九〇七年、軍機大臣、外務部尚書などに就任、その後免職となる。辛亥革命のとき、帝国主義の後押しで、清王朝政府の内閣総理大臣におさまったのち、孫文に臨時大総統のポストの移譲を迫る一方、皇帝を退位に追い込み、中華民国臨時大総統のポストをかすめとった。一九一五年、帝制の復活を宣したが、全国人民の反対にあい、悶々のうちに死去した。
③張勲の復活　一九一七年五月、英、米と日本帝国主義を黒幕とする黎元洪大総統と段祺瑞総理の間にいさかいが生じ、六月、黎は安徽督軍張勲を北京に呼んで調停させようとした、張は兵を率いて北京に入るや、黎を追放し、七月一日、清朝皇帝を擁立して王朝の復活をはかったが、全国人民に反対され、七月十二日には敗北した。かくして十二日間の短命復活劇は幕を閉じた。
④北洋軍閥　袁世凱を首領とする封建軍閥集団。辛亥革命以後、この集団は革命の成果をかすめとって権力を手中にした。一九一六年、袁世凱の死後、北洋軍閥は三派に分かれ、帝国主義の後押しのもとに奪権抗争をくりひろげたが、一九二八年に潰え去った。

「北京週報日本語版」1981年Ｎｏ.38