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人との出会いに彩られた中国との20年 大学日本語教師・佐藤芳之さん
本誌記者 金知暁  ·   2018-10-16
タグ: 改革開放;教育;中日交流
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佐藤芳之さん。(金知暁撮影)

「健康である限り、生涯現役でいたい」 

佐藤さんは、留学中温かく受け入れてくれた多くの恩師との出会いを胸に、今度は自分が学生を指導する時もそれを受け継いでいきたいと思っている。日本語学科の学生の出身やバックグラウンドなどについて、佐藤さんはあえて聞かないことにしている。「知ってしまうと先入観にとらわれる」からだという。「教える学生の年齢は毎年変わらないが、私だけ毎年年を取っていく。当然ギャップを感じているが、僕の年齢になると、大学生が自分の子供の年齢になり、今度は親の目線で学生を見るようになった」。こう語った佐藤さんは学生たちの先生、友人であるだけでなく、親のように、どのような学生にも分け隔てなく、丁寧に教えており、学生たちから尊敬され、敬愛されている。 

中国の日本語学習環境について佐藤さんは、「昔と比べると、日本に留学しやすくなった。提携校や交換留学、2+2(中国の大学で2年間勉強してから、日本の大学に編入するコース)もあり、語学を勉強する環境は格段によくなっている」と語る。そして自身の将来については、「将来どうなるかわからないが、健康である限り、働ける限り、僕はずっと中国で日本語を教えていきたい。そして日本語の人材を育成していきたい」と語った。日本語を学ぶ学生に対しては、「日本語をもとに、日本の歴史や文化、習慣を理解し、『知日』派になってほしい。様々な発信をしてほしい」と期待している。 

「自分の人生を切り開くためには、勇気を持って行動しなければ、後で必ず後悔する。あの時一歩踏み出してよかった」と佐藤さんは心からの微笑みを浮かべて語った。これからも大学で言葉を教え、多くの学生に学問と夢への扉を開く佐藤さんの姿が見られるだろう。 

「北京週報日本語版」2018年10月16日

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