前書き

2018年は中国の改革開放40周年に当たる。40年来、改革開放は中国を変えただけでなく、世界にも大きな影響を与えた。中国は世界の注目を集める発展の成果を収め、人々の生活の質が明らかに向上した。中国は日増しに世界の舞台の中央に近づき、人類のためにより大きな貢献を果たし続けている。改革開放40周年に際して、国際社会のますます多くの人々が中国の改革開放の過程を知りたいと望み、さらに中国を成功に導いた答えを見つけたいと望み、新時代の中国の改革開放の新たな征途を知りたいとも望んでいる。 

この点をかんがみて、「中国キーワード多言語対外発信プラットフォーム」プロジェクトチームは、『中国キーワード：改革開放編』を企画した。「中国キーワード多言語対外宣伝プラットフォーム」は、中国外文出版発行事業局、中国翻訳研究院、中国翻訳協会が共同で計画・実施した国家重点プロジェクトで、主に習近平「新時代の中国の特色ある社会主義」思想を巡って、中国語の見出し語をテーマとした編集、解説、多言語編訳を行い、紙媒体、インターネット、モバイルソーシャルプラットフォームなどのマルチメディア、マルチルート、マルチフォームを通じて適時に対外発信を続けており、国外の読者にとって読みやすく、理解しやすい方法で中国の理念や思想を説明し、中国の政策と発展の道を解説することを旨としている。 

本編は「改革開放」を見出し語の選択と内容の編纂の中心に位置付け、40年間で里程標となる意義を持った重大な出来事および改革開放の推進に重要な影響を与えた重要な政策決定を重点的に選び、中国の改革開放の40年間に改革・開放の分野で起こった変化と、それらの変化が起こった原因を読者に示そうと努めている。読みやすさを考えて、これらのキーワードは、基本方策、経済発展、政治発展、社会発展、対外交流などの異なる分野に基づいて分類され、その上で時間的順序に従って配列されている。もちろん、一部の見出し語は多重の属性があり、それが正式に提起された時期もあまりはっきりしていないため、現在の認識に基づいて、これらの見出し語について相応の分類と配列を行うしかなかった。 

改革開放40年は大きなテーマであり、中身が非常に豊富であるため、本書に収録・編纂したこれらの見出し語によって、はっきりと完全かつ正確にそれを説明するのは難しいということをわれわれはよく分かっている。さらに編者の能力と時間に限りがあり、中国語の見出し語からこれらの「キーワード」を選択・編纂する際に、遺漏があったり、表現に偏りがあったり、また、外国語の訳文にも至らない点が多くあるかもしれない。読者の皆さまには、あくまで参考として読んでいただき、ご指摘があればぜひお寄せいただきたい。 

物語を語るにはキーワードが必要で、中国の物語をしっかりと伝えるには中国のキーワードが必要だ。「中国キーワード」で中国というボタンをクリックし、世界と対話していただければ幸いだ。 

目次

一、基本方針の章 

鄧小平理論 

「三つの代表」重要思想 

科学的発展観 

習近平「新時代の中国の特色ある社会主義」思想 

中国共産党第11期中央委員会第3回全体会議 

四つの基本原則

「両手でつかみ、両手はどちらも硬くなければならない」 

「踏み石を探って川を渡る」  

社会主義初級段階 

中国の特色ある社会主義を建設する 

「一つの中心、二つの基本点」 

「三歩走(三段階に分けて進める)」発展戦略 

鄧小平の南方談話 

持続可能な発展戦略 

中国の夢 

中国の道 

「安定を保ちつつ前進を求める」という活動全体の基調 

人民を中心とする発展思想 

「五位一体」の総体的な布石の統一的推進 

「四つの全面」の戦略的な布石の調和の取れた推進 

「四つの自信」 

「四つの意識」 

中国の特色ある社会主義は新時代に入った 

新時代の中国の特色ある社会主義の基本方針 

三大難関攻略戦