アナリストは、中国からの商品の輸入を阻むため、主要な貿易パートナーは保護主義を実施する最新の形として食品の安全を利用していると見ている。香港「南華早報」が伝えた。
食品の安全基準など技術的障壁が、自国の市場を保護する上で有効な方法であるのは、健康と安全が最も重要だと見る消費者にかなりの説得力があるからだ。
商務部によると、一部貿易パートナーが設けた技術的な貿易障壁によって、大陸の輸出企業が被った損失は05年比で9.7%増の758億ドルに達した。
食品の安全は人の目をあざむく貿易障壁になりやすい。今後数年、中国と貿易パートナーとの関係がギクシャクする新たな火種になる可能性がある。
「北京週報日本語版」2007年7月27日 |