『不都合な真実』(ふつごうなしんじつ、原題: An Inconvenient Truth)は2006年のアメリカ映画。主演はアル・ゴア元アメリカ合衆国副大統領。日本では2007年1月20日公開。地球温暖化の問題に熱心に取り組んできたアル・ゴアのスライド講演の様子を、アル・ゴアの生い立ちを辿ったフィルムを交えつつ構成したドキュメンタリー映画。過去の豊富な気象データや、温暖化の影響を受けて衝撃的に変化した自然のフィルムを数多く使いながら、この問題を直視しない政府の姿勢を批判し、人々が生活の中で環境を守る努力を続けることの重要さを訴えている。第79回アカデミー賞において長編ドキュメンタリー映画賞・アカデミー歌曲賞を受賞した。またこの映画が契機となり、環境問題の啓発に貢献したとしてゴアのノーベル平和賞授与が決定した。
人類はこの20万年で、約40億年の進化によって培われた地球のバランスを破壊してきた。その代償は高い。だが、今さら悲観しても遅すぎる。急いでこの流れを逆転させ、地球の豊かさが著しく破壊されていることに気づき、これまでの消費のあり方を変えなければ・・・。人間に残されたタイムリミットは、あと10年もないのだ。 55ヶ国を越える国を空から撮った独特な映像、その驚異や心配のまなざし。ヤン・アルテュス=ベルトランが贈る本作の映像は、我々がこれから手を携えて立て直さなければならない地球号の大事な礎となる。
マヤ暦による2012年終末説を題材に、『インデペンデンス・デイ』『紀元前1万年』のローランド・エメリッヒが手掛けるディザスター・ムービー。地球滅亡を目の前になすすべもない人々が、巨大な自然災害から必死に逃げまどう姿を描く。偶然にも地球の危機を知ってしまうリムジン運転手に『ハイ・フィデリティ』のジョン・キューザックがふんし、大事な家族を守るために奔走する。大地震、火山噴火、津波など最新CG技術による迫力ある映像に注目。 2009年、リムジン運転手のジャクソン・カーティス(ジョン・キューザック)は、子どもたちとの旅行を楽しんでいた。ところが、偶然湖底に沈む巨大な研究施設を発見し、地球が滅亡に向かっていることを知る。この危機から逃れる手はないものかと模索するジャクソンだったが、すでに天災は地球上の至るところで起こり始め……
『デイ・アフター・トゥモロー』(The Day After Tomorrow)は、2004年製作のアメリカ映画。地球温暖化により、南極大陸の棚氷が融け始めた。棚氷の調査中にその光景を見た気象学者のジャック・ホールは、温暖化による海流の急変が将来的に氷河期を引き起こす可能性を考え、危機を訴えだが、ベッカー副大統領には相手にされず、数日後から世界各地で異常気象が頻発し始めた。東京ではゴルフボールサイズの巨大な雹が降り注ぎ、ロサンゼルスは巨大な竜巻によって壊滅し、イギリスではスーパー・フリーズ現象によってオイルが凍結して英軍のヘリが墜落、ジャックの息子サムと友人のいるニューヨークには豪雨と巨大な高潮が押し寄せた。そして、ジャックの予測した遠い未来に起こるはずの氷河期が現代に到来するのであった。
地球上のどこよりも温暖化による環境の変動が進んでいる北極圏の実態を収めたドキュメンタリー。人間が排出するCO2の影響で温暖化が進み、新たに始まった地下資源を巡る開発競争で北極の生態系が変化するなど、北極の現状を克明に綴る。北極圏を地球温暖化が襲い、氷が急速に消失しつつある。ホッキョクグマに発信器をつけて行動を追跡すると生態系の危機が浮かびあがってきた。さらに地球の気候の安定も脅かされている。北極で異変の連鎖を追う。