本誌記者 繆暁陽
起草に参与した『こども気候変動フォーラム宣言2009』を記者に紹介する北京市第8中学(高校)の高校二年生の李楚珩さん(繆暁陽 撮影)
2009コペンハーゲン国連気候変動サミットにおいて、組織委員会の主席は世界44ヵ国の165人の学生により起草された『こども気候変動宣言』を受け取った。この宣言の起草者の中に2人の中国人生徒がいる。その中の1人が北京市第8中学(高校)の高校二年生の李楚珩さんである。気候変化への対応について、このコペンハーゲンから帰ってきたばかりの背が高くて可愛い少女には話したいことがたくさんあった。
宣言を起草し、気候変化教育の重視を呼びかけ
コペンハーゲンでこども気候変動フォーラムに参加する李楚珩さん(李楚珩さん提供)
11月28日、1週間にわたるこども気候変動フォーラムがデンマークの首都・コペンハーゲンで開幕された。今回のフォーラムの中で、李楚珩さんは『こども気候変動宣言』の前書きの部分の起草に参与した。「この宣言は重要な成果として、最後にコペンハーゲン気候変動サミットの主席に手渡し、青少年の気候変動への対応における行動、および政府が気候変動に対応する措置を直ちに取るよう希望するという強烈な願いのアピールを目指した」と李楚珩さんは述べた。
彼女は美しく印刷された『私達の世界、私達の未来――こども気候変動フォーラム宣言2009』のパンフレットを持ち、「『こども気候変動宣言』は前書き、青少年の誓い、気候変動への適応に関する政府に対する提案、気候変動を緩和する面での政府に対する提案、まとめの言葉など5つの部分からなる。内容は長くないが、一つ一つの言葉を修正する時には、集団投票を行われなければならなかった」と紹介した。
|