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◇南京大学外国語学院創立百周年記念事業◇
~作文コンクールでエッセーが2等入賞(上)~
斎藤文男(元・南京大学日本語科専家)  ·   2017-11-13
タグ: 卒業生;大学;中日交流
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◇卒業後もさらに自己研鑽を◇ 

 

中国の大学院を卒業して、日本の大学で博士課程にいるOSさん(女性)は、卒業後にも勉学の必要なことを訴えてきた。 

 

≪私は小さい頃から小説を読むことが大好きだった。いつからか知らないが、原文が英語か日本語で書かれたものなら、必ず原文を読むようにしている。自分のこの癖を「潔癖症」と名付けた。人生のある段階から、一定の能力を身に付けた私たちは、いつか必ず自分の眼で世界を観察し、自分の脳で問題を考え、自分の足で歩く欲求に駆られるだろう。≫≪人生の道も他人に従うより、自分の足で一歩一歩しっかりと踏み出して前へ進む「潔癖症」が私には必要である。≫≪大学教育は何を教えてくれたのかを、私はしばしば考えずにはいられない。知識の累積の一方、思い込みや偏見も次第に蓄積していく。自分の判断にはどれだけの偏見が伴っているか、気が付いた時には、きっと驚くに違いない。自分の思想に溜まった「偏見の埃」を定期的に取り払わなければ、完全な「潔癖症」とは言えないだろう。≫ 

 

卒業後も引き続き、勉学や自己研鑽が必要なことに気が付いた人は他にも何人かいた。 

 

卒業生はみんな南京大学が名門であることを誇りに思っているでしょう。名門大学出身のあなたは、この前の成績だけであり、これからの道はまだ努力が必要です。これから努力しないと、将来は母校の恥になるかもしれません。謙虚に勉強をし続けることこそ、人に尊敬され良い成績を獲得することが出来ます。≫GEさん(女性) 

国慶節を迎えた浦口校舎(2016.10.08) 

 

自分なりのビジョンを持って、青春の特権で大きな夢を持つことを後輩に訴えてきたのはKKさん(女性)だ。 

 

≪卒業後は誰もが就職して“普通”の社会人になります。すでに決まっている人生に引かれて行くという思いをしませんか。自分のビジョンとストーリーを十分な時間を通じて作った後、職業を選択しても遅くないと思います。ビジョンに熱情をプラスすれば「天下無敵」になります。≫体験から得た後輩への温かな励ましなのだろう。(写真はすべて筆者写す) 

「北京週報日本語版」2017年11月13日

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