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「95後」の新たな就職意向を分析 「北京・上海・広州」?それとも「新一線都市」?
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· 2016-10-25 |
タグ: 卒業生;就職;社会 | 印刷 |
2017年卒業生の就活シーズンの幕が開き、「95後(1995年以降生まれ)」が、就職市場で頭角を現すようになった。「先輩」たちと比べ、「95後」はどのような職業選択をしようしているのだろうか?今年の卒業生の就職競争力に関する報告がこのほど発表され、職業選択に関するいくつかの新たな変化や趨勢が浮き彫りになった。新華社が報じた。
○「北京・上海・広州は」?それとも「新一線都市」?
就職支援プラットフォーム「BOSS直聘」がこのほど発表した「2016年卒業生就職競争力報告(以下、『報告』とする)」によると、2016年卒業生のうち、36%は、「北京・上海・広州・深セン」で就職することを希望した。ちなみに、3年前は、この割合は51%だった。一方で2016年卒業生で「二線都市」での就職を希望した人は44%と、前年比8ポイント増加した。杭州や蘇州などの「新一線都市」の人材吸引力は、現在急上昇している。
2016年に「南下」して南京大学大学院中国語学博士課程に進んだ王■(■は王へんに旋)さんは、卒業後は南方の「新一線都市」で就職しようと考えている。「北京・上海・広州でのプレッシャーの多い生活に比べると、ここでは、幸福感や達成感が得られやすいと思う」と王さんは語った。
「報告」は、13万7645人から集めた回答に基づき取りまとめられた。専門家は、「現実に対する『95後』の意識は極めて強く、『成熟さ』『住宅価格』『物価』などあらゆる要素を考慮に入れていることが、彼らの就職意向から見て取れる」と指摘した。
○「ユニコーン企業」を好む傾向が顕著
報告で発表された「2016年卒業生に人気のインターネット関連企業トップ50社」ランキングを見ると、上位10社に入ったのは、不動の地位を保っているアリババ、テンセント、百度のほか、上位10社には、アント・フィナンシャルや滴滴出行など5社の「ユニコーン企業(企業としての評価額が10億ドル以上かつ非上場のベンチャー企業)の名前が並んだ。新興「ユニコーン企業」は、今年の就職市場に、すい星のごとく颯爽と登場した。
某大手インターネット企業でインターンをした経験がある今年の卒業生・成暁卓さんは、「競争力のあるインターネット企業の一部は、報酬面でもかなりの競争力を備えている。これらの企業は、規模は大きくないが、業界内で非常に有望視されている」と話した。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年10月24日
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