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◇南京大学外国語学院創立百周年記念事業◇
~作文コンクールでエッセーが2等入賞(上)~ |
斎藤文男(元・南京大学日本語科専家) · 2017-11-13 |
タグ: 卒業生;大学;中日交流 | 印刷 |
南京大学外国語学院創立百周年記念事業の一つとして、作文コンクールが行われ、それに応募した私のエッセーが2等に入賞した。以前、北京週報のブログに書いたものにちょっと手を加えたものだが、入賞するとは思わなかった。私が担当した教え子の卒業生に「大学を卒業して気がついたこと」の作文をメールで呼びかけ、送られてきた番外の作文をまとめたものだった。外国語学院が創立百周年となった記念事業に相応しいものと思い応募した。
入賞した作品は南京大学外国語学院のブログに掲載され、教え子らから「学生時代を思い出し、懐かしく読みました」「さまざまな学年の卒業生の考えが分かり随分参考になった」などの反響があった。学院のブログに掲載されたものは中文に翻訳されたものだが、私が書いた日語文を改めて以下に報告したい。
◇大学を卒業して気がついたこと◇
~教え子が書いた番外の作文~
迷いながら赴任した2001年から13年夏に帰国するまでの12年間は、日々是“まほらまの南京生活”で邯鄲の夢のようだった。私が担当した授業は「日語写作」「日本時事」「貿易日語」「当代日本社会問題研究」などだが、教科書がないため教材を自分で探して作らなければならなかった。授業では落語や昆虫の話でしばしば脱線した。南京大学が創立110周年になった2012年、私の卒業生も11回目になった。大学の歴史の10分の1を担ったことになるなあ、と卒業生のその後について思いを巡らしていた。メールアドレスが分っている80人に「大学を卒業して気が付いたこと」の題で「番外の作文」をお願いした。半年後の11月下旬、中国国内各地や日本、英国、米国などにいる20人からメールで作文が送られて来た。
学生時代の「思い出」「反省・悔悟」「社会の厳しさ」「未来への希望」など卒業生の吐息にも似たものをさまざまに綴っていた。
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