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中比の南中国海紛争に関する事実と観点
  ·   2016-07-13
タグ: 南中国海;海洋権益;政治
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中比は南中国海をめぐる紛争の解決についてすでに共通認識に達している 

 

1980年代以来、中国は話し合いによって中比の南中国海をめぐる紛争を管理制御・解決することについて一連の主張と提案を打ち出してきた。中国の南中国海問題の解決における「紛争棚上げ、共同開発」という提議は、まずフィリピンに対して提起したものであった。中国は海上における見解の相違を管理制御することについて、フィリピンと何度も協議を行い、双方は、話し合いを通じて南中国海をめぐる紛争を解決し、見解の相違を適切に管理制御することで重要な共通認識に達した。 

 

1995年8月、中比は共同発表した『南中国海問題とその他の分野の協力に関する協議の共同声明』で、「紛争は直接関係する国によって解決されるべきである」、「双方は順を追って協力を推進していき、最終的に話し合いによって双方の紛争を解決することを約束する」旨を示した。その後、中国とフィリピンは一連の二国間文書を通じて、二国間の話し合いにより南中国海問題を協議・解決するという共通認識を確認した。 

 
 2002年11月、中国はASEAN 10カ国と『南中国海における関係国の行動宣言(DOC)』(以下、『宣言』と略す)に共同で署名した。各国は『宣言』で、「直接的関係を有する主権国家が友好的な協議と話し合いにより……それらの領土と管轄権紛争を平和的に解決する」と厳かに誓約した。    

 

▲2013年9月、『南中国海における関係国の行動宣言』第6回高官会議が江蘇省蘇州市で行われ、『南中国海行動規範』交渉が始まった。 

 

 上述の共通認識と誓約は、両国間において第三者による紛争解決の方法で中比の南中国海をめぐる紛争を解決することを排除する合意を構成している。この合意は必ず順守されなければならない。 
 
 中比は見解の相違の管理制御、海上での実務的な協力の展開において好ましい進展を遂げた。1999年3月、中国とフィリピンは南中国海における信頼醸成ワーキングチーム設置に関する第一回会合を開催し、共同コミュニケを発表した。2004年、中比両国の国家石油会社は『南中国海の一部海域における共同海洋地震作業に関する協議』に署名した。2005年、中国、フィリピン、ベトナムの三カ国の国家石油会社は『南中国海の協定区域における三カ国共同海洋地震作業に関する協議』を締結した。 
 
 遺憾なのは、フィリピン側が協力の意向に欠け、中比の信頼醸成ワーキングチーム会議が停滞状態に陥り、中国・フィリピン・ベトナム三カ国の共同海洋地震探査作業も継続できなくなったことである。 
 
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