中国とASEAN11カ国は25～27日に中国・湖南省長沙市で「南中国海における関係国の行動宣言」（DOC）実行第15回高官会議及び第24回共同作業部会を開いた。中国側は孔鉉佑外交副部長（外務次官）が代表団を率いて出席した。新華社が伝えた。

会議はDOCの実行、海上実務協力の強化、「南中国海における行動規範」（COC）協議などの議題について率直で踏み込んだ意見交換をし、前向きな成果を得た。各国は南中国海情勢の全体的安定という現在の良い基調を評価したうえで、DOCの全面的で実効性ある実行の重要性を再確認。COCについて、すでに合意された枠組を基礎に協議をさらに進め、次の段階の話し合いの基礎となる協議文書案を速やかにまとめることで一致した。また、2016年から2018年までの作業計画を新たにした。

各国は「引き続き南中国海をめぐる争いの交渉と協議による平和的解決を堅持し、地域のルール枠組による溝の管理・コントロールを堅持し、協力を通じた信頼強化と海上の不測の事態の防止を堅持し、南中国海の平和・安定を共に守り、南中国海を平和の海、友情の海、協力の海とすべく努力する」と表明した。（編集NA）

「人民網日本語版」2018年6月28日