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米国が南中国海で「波風を立てる」のは徒労に終わる運命にある
  ·   2020-08-31  ·  ソース:人民網
タグ: 南中国海;領土;政治
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米商務省はこのほど「中国軍の南中国海における人工島造成に力を貸した」との口実で、中国企業24社に制裁を科すことを発表した。中国の正当な権益を乱暴に抑圧し、中国国内の事に不当に干渉するこの横暴な行為は、意図的にもめ事を引き起こし、南中国海の平和をかき乱す誤った道を米側が非を悟らずに押し通し、突き進み続けていることを、改めてはっきりと示した。新華社が伝えた。

南中国海の島や礁の建設に関与する中国企業に米側が制裁を科すのは理不尽であり、合法的ではない。南中国海諸島は中国固有の領土であり、中国が南中国海の島や礁でインフラ整備を行うのは、法に基づく国家主権の行使であり、国際法により認められた正当な権利だ。米側の誤った行為の本質は露骨な覇権主義及び一国主義であり、その背後にある魂胆は、南中国海を国際政治の闘技場に変えて、米国の覇権維持を企てるものだ。

ここしばらくの間、米側は南中国海問題で言いがかりをつけてもめ事を引き起こす行為を繰り返している。第1に、特定の立場を取らないという長年来の約束に背き、南中国海の領有権争いに公然と介入している。第2に、南中国海における軍事的プレゼンスを拡大し、誇示し続けている。今年前半だけでも米軍機による南中国海での活動は延べ2000回以上に達した。第3に、中国とASEAN諸国との関係に公然と水を差し、「南中国海における行動規範(COC)」の協議プロセスを妨害している。

白を黒と言い、離間を煽る米側の様々な手口を、今や国際社会ははっきりと分かっている。域外国でありながら自らの利益のために南中国海の平和と安定を「人質に取ろう」と愚かにももくろむ米国の背後にある覇権的心理と強権的論理を、世界の人々の目から隠しおおすことはできなくなってきている。

サウスチャイナ・モーニング・ポストは先日「南中国海をかき乱しているのは米国であり、国連海洋法条約の締約国でもないため資格がないのに、他国間の争いについて無闇に批評できると考えるのは、おかしくないか」と指摘した。国際海洋政策アナリストのマーク・バレンシア氏は「南中国海問題における米国の政策声明は偽りに満ちている」と指摘した。フィリピンのロレンザーナ国防相は先日「フィリピンは他国が南中国海で実施する軍事演習には、もう参加しない。平和と法の支配による係争解決を堅持し、中国との友好関係の発展を期待する」と明言した。これは平和を求め、発展を促進するという域内国に共通の心の声を十分に反映しており、南中国海で緊張を造り出そうとする米国の行為が支持を得ないことを十分に示している。

南中国海における中国の主権と権益は長い歴史的過程において形成されたものであり、十分な歴史的根拠と法理上の根拠があり、国際法及び国際的慣行と符合する。域内国として中国は常に南中国海の平和と安定を断固として守り、域内協力の推進に尽力し、安全と相互信頼を深め続けている。中国とASEAN諸国の互いの努力により、現在南中国海情勢は全体的に安定している。中国とASEAN各国は「南中国海における関係国の行動宣言(DOC)」を遵守しているだけでなく、法的拘束力を持つCOCの協議を急ぎ、前向きな進展を得て、南中国海の平和と安定及び航行の自由を共同で維持している。中国とASEAN諸国の、心を一つにして地域のルールを構築するという信念が一層強固になっていくこと、力を合わせて南中国海の平和と安定を維持するプロセスが大きな流れであることを、人々は信じている。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年8月28日

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