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「中国は南中国海における中国とフィリピンの紛争の話し合いによる解決を堅持する」白書(全文)
  ·   2016-07-13
タグ: 南中国海;白書;政治
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前書き

1、南中国海は中国大陸の南にあり、狭い海峡や水道を通って東は太平洋、西はインド洋につながる、北東から南西へ向かう半閉鎖海である。南中国海は北は中国大陸と台湾島を背にし、南はカリマンタン島とスマトラ島につながり、東はフィリピン諸島に面し、西は中南半島(インドシナ半島)とマレー半島に接する。

2、中国の南中国海諸島には東沙諸島、西沙諸島、中沙諸島と南沙諸島が含まれる。これらの諸島は数がまちまちで大小が異なる島嶼、礁(サンゴ礁や岩礁など)、灘(浅瀬)、沙などからなる。そのうち、南沙諸島の島嶼・礁は最も多く、範囲も最も広い。

3、南中国海における中国人民の活動はすでに2000年以上の歴史がある。中国は南中国海諸島および関係海域を最も早く発見し、命名し、また開発・利用し、南中国海諸島および関係海域に対する主権と管轄を最も早くかつ継続的、平和的、実効的に行使してきた。南中国海諸島に対する中国の主権と南中国海における関係権益は長い歴史の過程で形成し確立されたものであり、十分な歴史的、法理的根拠を有している。

4、中国とフィリピンは海を隔てて向かい合っており、交流は密接で、人民は代々にわたって友好を保ってきて、もともと領土と海洋の境界画定の紛争はなかった。しかし、1970年代から、フィリピンは南沙諸島の一部の島嶼・礁を不法に侵略・占領し始め、中比の南沙諸島の一部島嶼・礁における領土問題を引き起こした。その他に、国際海洋法の発展につれ、両国は南中国海の一部の海域で海洋境界の画定についても紛争が発生した。

5、中比両国は南中国海をめぐる紛争解決を目的とするいかなる話し合いもまだ行っていないが、これまで確かに海上紛争を適切に処理するために何度も協議を行い、話し合いと協議を通じて関係紛争を解決することについて共通認識に達し、また二国間文書において幾度となく確認している。双方はまた中国とASEAN諸国が2002年に共同署名した『南中国海における関係国の行動宣言』(以下、『宣言』と略す)において話し合いと協議を通じて関係紛争を解決することについて厳かに承諾した。

6、2013年1月、当時のフィリピン共和国政府は上述の共通認識と承諾に違反し、南中国海仲裁を一方的に申し立てた。フィリピンはもともと『海洋法に関する国際連合条約(国連海洋法条約)』(以下、『条約』と略す)の調整範囲ではない領土問題、および中国が2006年に『条約』第298条に基づき行った除外宣言によって除外された海洋境界画定などの紛争を歪曲、粉飾し、『条約』の紛争解決メカニズムに乱用をもたらした。フィリピンはそれによって南中国海における中国の領土主権と海洋権益を否定しようとたくらんだ。

7、本文書の目的は中比の南中国海をめぐる紛争の事実と真相を元に戻し、南中国海問題における中国の一貫した立場と政策を重ねて表明し、歴史的根源を明らかにし、事実が正確に理解されることを保証することにある。

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