五、瓦窰堡会議
瓦窰堡会議とは、1935年12月17日に中国共産党中央が陝西の子長県瓦窰堡で開かれた重要な政治局拡大会議のことである。会議は毛沢東が主宰し、当時の中国国内の階級関係の新しい変化を分析したうえで、抗日民族統一戦線や国防政府、抗日連合軍などの問題について議論し、抗日民族統一戦線の方針を策定した。
会議は「中共中央の当面の政治情勢と党の任務に関する決議(瓦窰堡決議)」を採択し、当時の中国共産党の主要任務は、全中国と全民族のすべての革命勢力を立ち上がらせ、団結させ、組織して日本帝国主義に反対することであるとした。