中国の東中国海防空識別圏設定に対して、周辺諸国を含む国際社会の大部分が同意と理解を示す中、ごく一部の国がどうしても跳び出してきてわめくのはなぜか?東中国海防空識別圏の設定後、防空識別圏に進入し、識別に協力しない、または指示に従わない航空機に対して、中国が武力による防御的な積極的措置を講じるからだ。これが彼らの敏感な神経を逆なでし、中国の領土を高望みする彼らの心にとって手痛い打撃となったことは間違いない。
防空識別圏内では通常、速やかな識別、監視・制御、対処のために航空機に対して国籍、方位、飛行計画などの情報の届け出を求めるだけであり、国際法に基づく通過の自由は制限しない。中国の設定した東中国海防空識別圏もこの原則と要求に従い、防空識別圏に進入する航空機の飛行活動を誘導し、判断の過ちを減らし、摩擦を回避し、飛行の秩序と安全をより良く守る。
つまり、およそ正常な通過であれば、この識別圏があろうとなかろうと影響はない。だが中国の領土を高望みする挑発的飛行、偵察活動、危険な動きに対しては、防空識別圏を設定した以上別の話で、法にのっとり対処する。
中国は一貫して防御的国防政策を遂行し、平和的発展の道を断固として揺るがず歩んでいるが、正当な権益は断じて放棄しない。いかなる国もわれわれが国家の主権、安全、発展上の利益が損なわれることを受け入れると期待してはならない。中国の核心的利益に関わる問題で戦略上誤った判断をしてはならない。最後に言っておかねばならないのは、東中国海防空識別圏が防ぐのは高望みであり、守るのは国家の安全であるこということだ。われわれが防ぐのは、中国の領土を高望みする者だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年11月25日
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