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◇四国・松山に南京時代の友人を尋ねる◇
~「坊っちゃん」「山嵐」を演じた仲間~
斎藤文男(元・南京大学日本語学部専家)  ·   2016-10-10
タグ: 日本人教師;南京;中日交流
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◇自宅を探し当てたが留守だった◇

友人の郷里は、夏目漱石の小説・坊っちゃんの舞台になった四国・愛媛県松山市に隣接していた。東京・羽田空港から1時間30分。友人宅は、松山市からは電車で30分ほどのところにある。水田と畑がゆったりと広がる静かな田園地帯で、水田はすでに稲刈りを終えたところがあり、関東地方より1カ月ほども早く、温暖な気候を物語っていた。

友人の家がある穏やかな田園風景(水田は早くも刈り入れが行われているところもあった)

事前の連絡では、松山空港まで迎えに来てくれることになっていた。出発数日前、何回か携帯電話にかけたが応答はなかった。前もって知らされていた住所をたよりに、ようやく自宅までたどり着いた。

家人は不在だった。しばらく待っていたが、戻って来る様子もなかったので、友人宅の実情を知っている人はいないかと、周辺を歩き回った。このような“聞き込み”は、記者時代に事件の容疑者に関する取材や、事故被害者の写真探しなどで何回も経験したことがある。現役を卒業してから10年以上も経っているが、当時苦労したことを思い出していた。

1時間ほど近所の家をまわった“聞き込み”で、ようやく友人宅を知っている人が見つかった。事情を話し、持参した手土産を渡してくれるようお願いして預かってもらった。友人は私と同様、年に1、2回帰宅してすぐ南京に戻ってしまうので、近所の人たちにあまり知られていなかったようだ。「遠くから来たのに、会えないのは残念ですねえ」と言いながら、友人宅家人の携帯電話番号を探して教えてくれた。その携帯電話に何回か掛けてみたが、「ただいま電話にでることができません」というメッセージが返ってくるだけだった。

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