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国際社会に非難されるアメリカのWHO脱退 関係断絶の前に未納の拠出金を清算すべき
  ·   2020-06-04  ·  ソース:北京週報
タグ: WHO;アメリカ;政治
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大変奇妙なことに、WHOとの関係を断絶すると発表した時、アメリカはまさしく新型肺炎で危機的状況に瀕していた。アメリカ側の統計によれば、アメリカにおける新型肺炎の確定患者数は累計180万人を超えており、死亡者数は10万人の大台を突破し、確定患者および死亡者数はいずれも世界一となっている。アメリカで新型肺炎により亡くなった人数は既にベトナム戦争、イラク戦争、アフガン戦争の戦死者の合計を超えている。アメリカの政治家は自国民の期待に背き、政府による新型肺炎対策の不十分さと失策に対するアメリカ各界の批判や責任追及の声は次から次へと上がっている。このような窮地に直面し、一部の政治家は慌てて責任逃れをしようと必死でスケープゴートを探し、WHOに責任転嫁している。

しかし、WHOへの責任転嫁が全く通用しないことは明らかだ。世界の公衆衛生の安全分野で最高の権威であり、最も専門的な国際機関として、WHOは各国の新型肺炎への対応を調整する上で不可欠な役割を発揮しており、その努力と貢献は国際社会からあまねく賛同を得ている。また、そうであるからこそ国際社会は続々とアメリカの身勝手な決定を非難している。欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長は欧州連合(EU)のボレル外務・安全保障政策上級代表と共同声明を発表し、EUはWHOが国際社会の新型肺炎との戦いを率いることを支持すると重ねて言明し、アメリカに脱退の決定を再考するよう促した。アメリカ下院歳出委員会のロイ委員長は「この決定はアメリカをさらなる危険に陥れる」と述べた。また、アメリカ医学会は声明を発表し、WHOとの関係断絶という決断は「論理的意義が微塵もなく、この度の公衆衛生上の危機を解決する方法を探る上でより困難を大きくするだけだ」とした。

新型肺炎に直面する中、WHOに対する圧力や脅しはいかなるものであっても生命の軽視、人道主義への挑戦、国際的な防疫協力の破壊であり、いずれも国際社会に受け入れられない。 

「北京週報日本語版」2020年6月4日

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