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PHEICは新型コロナウイルスへの国際的対処の呼びかけ 中国に対する制限措置の勧告を意味しない
本誌評論員・蘭辛珍  ·   2020-02-01  ·  ソース:北京週報
タグ: 新型肺炎;WHO;社会
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1月30日、仕事の合間に自を励ます海軍軍医大学医療チームのスタッフ(写真=新華社提供)

北京時間1月31日未明、世界保健機関(WHO)は新型コロナウイルスよる肺炎が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」に該当すると宣言した。WHOのテドロス事務局長は当日の記者会見で、「新型コロナウイルスよる肺炎が『国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態』に当たるとしたのは中国の原因ではなく、他国での感染状況の変化によるものだ」と述べた。 

新型コロナウイルスによる肺炎の発生源は中国で、中国での感染者数も多い。しかし、米国、日本、フランスを含む海外20カ国以上で感染者が確認されており、WHO新型コロナウイルスによる肺炎をPHEICに認定したのはそれが主な理由だ。WHOは、もしこの伝染病がその他の国、特に公衆衛生システムが弱な国にまで拡大すれば、その悪影響は予測不可能であると懸念している。新型コロナウイルスによる肺炎PHEIC認定は、全世界に対して事態を重く受け止めるよう喚起し、感染拡大のおそれがある新型肺炎に各国が対処する助けとなる。 

しかし、世界で感染拡大を機に中国の輸出入などを制限する声も上がった。それに対し、テドロス事務局長は「中国の感染拡大に対す防止コントロール素晴らしい。WHOはいかなる中国に対する渡航や貿易の制限措置勧告しないし、むしろ反対する」とした。 

中国の新型コロナウイルスによる肺炎への対応はオープンかつ透明だ。感染者数、ウイルスの分析、防止コントロール措置治療状況などは毎日記者会見で発表されている。感染発生後、中国はWHOおよび各国と密接にコミュニケションを取り、感染状況を速やかに報告し、直ちにウイルスの遺伝子配列を共有した。中国の感染防止コントロール措置に対し、テドロス事務局長は「中国が各国の感染防止コントロールに新たな基準を作った」と評価した。 

WHO全世界における感染防止の見地から新型コロナウイルスによる肺炎をPHEICに認定した。これは政治的な目的を持つものではなく、中国に対して友好的もしくは非友好的な行為かということも関係ないWHOが通常定めている基準にのっとって下された判断に過ぎない。 

「北京週報日本語版」2020年2月1日

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