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国際社会に非難されるアメリカのWHO脱退 関係断絶の前に未納の拠出金を清算すべき
  ·   2020-06-04  ·  ソース:北京週報
タグ: WHO;アメリカ;政治
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5月29日、歩行者や車がほとんどいないニューヨークのタイムズスクエア(写真=新華社提供)

自分たちに都合がよければ用い、悪ければ破棄する。アメリカの政治家は国際社会の合意を破壊する上で、またもや呆れるような茶番劇を演じている。5月29日、アメリカのトランプ大統領は記者会見で、世界保健機関(WHO)が「アメリカの要求する改革の実行を拒絶した」ことから、アメリカはWHOとの関係を断絶し、拠出金を別のところに割り当てるとした。

アメリカが横暴にもWHOに対して「アメリカの要求に照らし合わせて」改革を進め、アメリカの意志に則って事を行うよう要求したことは、アメリカの一部の政治家の覇権主義を暴露した。周知のように、WHOはアメリカの衛生機関やアメリカの地方政府組織ではなく、全世界のための衛生機関、国連のもとに設置された専門機関であり、アメリカ政府との間にはいかなる隷属関係も存在しない。WHOはアメリカの指示に従う義務などなく、アメリカにはその資格もなければ、命令を下す権限もない。WHOの事はアメリカ一国が決められることではなく、すべての構成国が共に協議して行うべきものだ。

でたらめなことに、アメリカの一部の政治家は「WHOに納める拠出金を別のところに割り当て、それによって世界で逼迫する公衆衛生のニーズを満たす」との妄言を述べている。アメリカといえば国際機関への拠出金の滞納で有名だ。 

WHOのホームページは、今年2月末の段階でアメリカが2019年分拠出金の70%を滞納していることを明らかにしている。アメリカは本来、今年1月1日までに総額約1億2000万ドルの2020年分拠出金を納めなければならなかったが、現在に至るまで一文たりとも払っていない。迅速かつ決められた金額通りに拠出金を納付することはWHOの構成国が果たすべき義務であり、アメリカがWHOから「脱退」したいのであれば、まず未納分の拠出金を清算すべきだ。

世界最大の先進国であるアメリカにとって、本当に拠出金が支払えないことがあるのだろうか?答えは明らかに否である。例を挙げると、アメリカは軍事支出の面でかなり気前よく予算をつけており、今年だけで7380億ドルに達している。アメリカは軍事力の拡張に大金をつぎ込んでいながら、たとえ小額であっても全人類の衛生事業の発展をサポートするために支出をしようとせず、拠出金の支払いを拒もうとしている。これは責任ある大国にふさわしいやり方では決してない。

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