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「中国ロケット軍」、その前身と新生
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本誌記者 馬力 · 2016-03-18 · 北京週報 |
タグ: 軍改革;ロケット;政治 | 印刷 |
1967年の冬、18歳の張剣さん(仮名)はあるミサイル部隊に入隊した。その後上官となり、退役。その間、張さんがこの部隊を離れたことは一度もなかった。
「この部隊が兵科区分を表す兵種だと勘違いする人もいますよ。『第2砲兵』という名前には『兵』がついているじゃないですか。兵種でないのならなぜ『第2砲軍』と呼ばないんだ、とね」と張剣さんは言う。
2015年12月31日の昼、北京市西城区新街口外大街を歩いていた張さんは、「第2砲兵総医院」の看板が外されているのに気がついた。代わりに掲げられていたのは「中国人民解放軍火箭(ロケット)軍総医院」の看板だった。
「第2砲兵」が正式に「ロケット軍」と改称されたのは、新たな軍改革の成果の1つである。これについて国防部の楊宇軍報道官は、「今回の改革で、第2砲兵が実質的には軍種の職能任務を担っていることを考慮し、第2砲兵をロケット軍に改称した」と述べた。
かつて「第2砲兵」の軍人だった張さんは、「中国ロケット軍」の前身とその新生を見つめてきた。
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