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中国、核安全保障を極めて重視
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蘭辛珍 · 2016-03-21 · 北京週報 |
タグ: 核安全 核実験;政治 | 印刷 |
朝鮮が核実験を行い、今年の3月には日本の福島原子力発電所事故からちょうど5年が経った。そのため、3月31日から4月1日にかけてワシントンで開催される第4回核安全保障サミットは必然的に世界から注目されるだろう。
習近平国家主席は招きに応じて同サミットに出席し、世界の核安全情勢及び中国の核安全理念についてさらに説明する。世界において核の安全を維持する重要な国として、今回のサミットにおける中国の発言は世界からよりいっそう期待されている。
中国は原子力利用において平和的な理念に従っている。中国は国際原子力機関(IAEA)理事国として、「国際原子力機関規約」「原子力事故援助条約」「原子力事故通報条約」などの国際義務を厳格に履行している。中国は1992年に「核拡散防止条約」に加盟した。2014年3月、習近平国家主席はハーグで開催された核安全保障サミットで、「理性的で、調和のとれた、共に推進する」という中国の核安全保障観を打ち出し、2016年1月には「中国の核応急白書」を公表した。こうしたことはすべて核の安全保障問題における中国の姿勢を示している。
核の安全保障観について見てみると、中国は発展と安全を同様に重視することを堅持し、安全確保を前提に原子力事業を発展させる。権限と義務を同様に重視することを堅持し、各国の権益尊重を踏まえて、世界の核安全保障プロセスを推進する。自主性と協力を同様に重視することを堅持し、互恵・ウインウインのアプローチで普遍的な核安全保障を追求する。表面的な解決策と根本的な解決策を同様に重視することを堅持し、根源を取り除くことを目標に核安全保障を全面的に推進するようにする。
核の安全保障能力について見てみると、中国は核の安全保障技術を絶えず改善し、厳格な核安全監督管理を実行し、核の緊急管理を強化している。核安全保障に関する法律・法規基準の整備、体制メカニズムの構築、基盤能力の整備、専門人材の育成、演習・訓練、パブリックコミュニケーションなどの面で経験を積んでいる。中国の原子力事業は終始無事故・無災害記録を継続している。
中国は核安全保障の面において国際社会との共有や意思疎通を非常に重視し、協力・交流を展開し、各国とともに公平・開放・協力・ウインウイン・共有の世界核安全緊急システムの構築に力を入れている。中国の指導者はこれまで各回の核安全保障サミットに出席し、中国政府の関連立場を明確にし、責任を負う大国の姿勢を見せ、世界各国とともに原子力事業発展の成果の共有に力を入れている。
ワシントンで開催される第4回核安全保障サミットにおいても、出席者は公平・開放・協力・ウインウインの国際核安全システム構築を引き続き推進し、人類の原子力発展成果の共有を促進する面で貢献するに違いない。
「北京週報日本語版」2016年3月21日
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