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2018年W杯観戦はこれで完璧!見どころ10ポイント
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· 2018-06-12 · ソース: |
タグ: ワールドカップ;サッカー;社会 | 印刷 |
(4)誰が「名を成す」か?
歴代のW杯大会は、選手が自分を表現する舞台であるとも言える。メッシやロナウドなどの超大物選手は、知名度を上げるのに、この4年に1度の舞台は特に必要ではなかったが、他の多くの選手にとって、W杯は、自分の夢を実現するための近道なのだ。フランク・リベリー、メスト・エジル、ルイス・アルベルト・スアレスといった選手たちはいずれも、W杯に出場したことで初めて、世界中の人々から喝さいを浴びた。
W杯をきっかけに華麗な転身を遂げた選手には、2種類のタイプがある。たとえば、ハメス・ロドリゲスやポール・ポグバのように、出場当時少し名前が知られていた程度の選手は、大会後、スーパースターとして人気が一気に爆発した。一方、ケイラー・ナバスやクラウディオ・ブラーボのような選手は、大会前は全く無名だったが、W杯での活躍によってたちまち世界トップクラスのクラブの「中心的存在」に転身した。今大会でも、多くの選手が初出場となるが、彼らのうち一体誰が、名門フットボールクラブの「ドアを叩く」ことができるのだろうか?
(5)優勝は南米チーム?それとも欧州?
ここ数年のW杯は、欧州のチームが強さを発揮し、3大会連続で栄冠を手にしている。前大会ではドイツが優勝し、南米で開催された大会で欧州のチームが初めて優勝した。今大会では、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、コロンビア、ペルーの各チームが、南米サッカーの栄光を再び取り戻すという使命を担っている。
「南米5強」のうち、筆頭はやはりブラジルチームだ。4年前のやや「庶民」っぽい「サンバチーム」と比べ、今回は、トップ選手ネイマールの周囲には、フィリペ・コウチーニョ、ガブリエル・ジェズス、カゼミーロなど頼りがいのある選手が脇を固めている。1958年のスウェーデン大会でブラジルはW杯初優勝を果たした。その60年後、欧州制覇を企てる「五つ星ブラジル」が果たして栄冠を手に入れることができるのだろうか?
(6)アジア勢の活躍は?
前回のブラジル大会では、アジアから日本・韓国・イラン・オーストラリアの4チームが出場したが、この4年間で、アジアからは、韓国ソン・フンミン(孫興民)選手のようなプレミアリーグさらには欧州リーグでも卓越したトップレベルのスター選手が登場し、Jリーグの鹿島アントラーズもFIFAクラブワールドカップで強豪世レアル・マドリッドを苦しめたこともあったが、ナショナル・チームのレベルで見ると、アジアサッカーと世界の強豪チームとの間の差は、ここ数年で特に縮まっているようには見えない。
今大会に出場するアジアのチームは、歴代大会最多の5チームだが、グループ分けを見ると、非常に不利な状況にある。開催国と同グループのサウジアラビアは、すぐに「消えていく」チームの一つとみられており、日本、韓国、オーストラリア各チームは、どのグループでも、相手を打ち負かせるような実力は備わっていない。アジアの「兄貴分」であるイランは、予選リーグでは好成績を残したものの、スペインやポルトガルと対戦することになる。アジア勢は「勝てない」という筋書きを一部書き換えることができたとしても、決勝トーナメント進出の可能性はかなり難しいと予想されている。
(7)「ダークホース」が暴れるか?
今大会には、伝統的な強豪チームであるイタリアとオランダは出場しないが、客観的に見ると、複数のチームによる「番狂わせ」が起こり、素晴らしい結果を残す「温床」が完成していると言えるかもしれない。過去の大会や予選リーグを見ると、コスタリカ、アイスランド、スウェーデンの各チームはいずれも、「ダークホース」となる素質を備えている。
ブラジル大会では、コスタリカチームはイタリアやウルグアイなど「消えたチーム」の中から頭角を現し、PK戦でオランダの8強入りを阻止した。今大会で、これらのチームがさらに注目を浴びることは間違いないだろう。初出場のアイスランドは、予選リーグをトップで勝ち抜き、自身の欧州選手権での活躍が決して一発勝負で終わるものではないことを証明した。欧州予選リーグでオランダとイタリアを下して勝ち進んできたスウェーデン、この「北欧のバイキング」は、果たしてロシアでも、帆を揚げ遠洋へと漕ぎ出すことができるのだろうか?
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