習近平国家主席は4日、南アフリカのヨハネスブルグで行われた中国・アフリカ首脳・ビジネス界代表ハイレベル対話会および第5回中国・アフリカ企業家大会閉幕式に出席した。習主席は「手を携えて共に進み、中国・アフリカ協力の新たな一章をつづる」と題する重要談話を発表し、「中国は、自国の工業化の経験をアフリカ諸国と分かち合い、アフリカの工業化に支援を提供することを望んでいる。中国とアフリカは誠実・友好という伝統を受け継ぎ、相互支援・協力の精神を発揚し、中国とアフリカの人々の素晴らしい未来を共に築いていくべきだ」と述べた。人民日報が伝えた。

南アフリカのジェイコブ・ズマ大統領、アフリカ連合（AU）議長であるジンバブエのムガベ大統領、ドラミニ・ズマAU委員長、中国・アフリカ協力フォーラムサミットに出席したアフリカ諸国の首脳および双方の企業家400人あまりが出席した。

習主席は談話の中で「アフリカ大陸は、発展途上国が最も多い大陸であり、近年は世界経済の注目点となっている。現在、アフリカ諸国の政府はいずれも、経済発展を核心任務に据えている。アフリカの勢いある工業化と都市化のプロセスは、世界経済成長の新たな原動力となり、アフリカ大陸の成長が最も著しく、最も希望のある大陸にした」と指摘したほか、「中国とアフリカの経済貿易協力水準は今日、かつてない高さに到達している。中国は、自国の工業化の経験をアフリカ諸国と分かち合い、アフリカの工業化プロセスに資金・技術・人材面の支援を提供することを望んでいる。中国とアフリカは誠実・友好という伝統を受け継ぎ、相互支援・協力の精神を発揚すべきだ」と強調した。（編集SN）

「人民網日本語版」2015年12月6日