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慈善法施行1周年 公開募金資格取得団体が500以上に
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· 2017-09-08 · ソース: |
タグ: 中国;慈善法;社会 | 印刷 |
2016年9月1日に慈善法が正式施行されてからすでに1年が過ぎた。関連データによると、2017年9月5日12時の時点で、登録済慈善団体の数は2142にのぼり、そのうち公開募金資格を持つ団体は520ある。登録済の公益信託は38件で、信託規模は8億6000万元弱だ。
慈善事業に見られる5つの新たな特徴
慈善法の施行により、中国慈善事業の発展に新しい活力がもたらされ、以下のような5つの新たな特徴が見られるようになった。
(1)慈善団体の募金能力が明らかに向上。2017年第2四半期の時点で、全国の社会団体の数は72万5000に達し、そのうち多くの団体は慈善分野で活動を行っている。同時に、ここ数年で慈善団体が社会から募金を集める能力が明らかに向上しており、集めた募金は2006年の100億元弱から最近5年の毎年500億元強まで増えた。
(2)慈善活動の形式がより多様に。「インターネット+」のおかげで、ネットユーザーが慈善活動に参加する意欲が高まっている。おおまかな統計データによると、慈善法が施行されて以来1年で、延べ10億人余りのネットユーザーがネットを通じて寄付を行った。また、中国の慈善団体は「一帯一路」(「シルクロード経済ベルト」と「21世紀海のシルクロード」)沿線の発展途上国への援助も行うようになっており、ミャンマー、パキスタンなどで行った援助プロジェクトは国際的に高く評価されている。
(3)公益信託がスタート。民政部、銀監会(中国銀行業監督管理委員会)は関連政策を打ち出し、公益信託の設定と登録、財産の管理と処分、監督管理、情報公開、法律責任などを規範化し、基本的な公益信託規制体系を構築している。
(4)ボランティアが慈善サービスに積極的に参加。現在、全国ボランティアサービス情報システムに実名登録されたボランティアは5000万人に達し、登録されたボランティアグループは43万を超えている。また発表されたボランティアサービスのプロジェクトは96万を上回り、記録されたボランティアサービスの時間は8億5000万時間以上である。
(5)新たな慈善理念の発展を促進。慈善法は「開門立法」(立法の門戸を民衆に開放する)を堅持し、慈善理論の研究を大いに促し、社会世論の注目を集めた。
情報公開を強化し、より一層慈善団体の公信力を高める
中国の慈善事業の発展は目覚ましい進歩を遂げたが、慈善団体の数が少なくて規模が小さい、関連政策が不足している、監督管理の力が弱いなど、多くの新しい問題と課題に直面している。
慈善団体自身の発展から言うと、一方では内部管理構造を整備し、慈善団体の活力を引き出す必要があり、もう一方では慈善情報公開を堅持し、慈善法の要求に厳格に基づいて情報公開を実行し、慈善団体の公信力を高めなければならない。
慈善団体の発展環境から言うと、関連政策を引き続き制定・実行し、政策、用地、金融、税収、人材育成などから支援を拡大する必要がある。その一方で、慈善団体責任者に対する管理制度、資金監督管理メカニズムとブラックリスト制度といった体制を確立・整備し、慈善団体への監督管理を強化しなければならない。
中国慈善事業の発展は任重くして道遠しであり、引き続き慈善法を徹底的に実行し、慈善サービスの社会参与を拡大し、より一層慈善団体の役割を発揮する必要がある。
「北京週報日本語版」2017年9月8日
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