憲法の改正、党・国家機関の改革、農村振興戦略の実施、港珠澳大橋の正式開通……北京週報は、２０１８年に中国で起こった出来事の中から十大ニュースをまとめた。２０１８年を一緒に振り返ってみよう。

１、習近平氏が国家主席に再任

３月１７日、第１３期全国人民代表大会（全人代）第1回会議で、習近平氏は全票獲得し中華人民共和国主席、中華人民共和国中央軍事委員会主席に選出された。写真は憲法宣誓する習近平氏。

習近平国家主席は５年間にわたる１期目の任期で、中国を歴史的な成果の達成へと導いた。中国の国内総生産（ＧＤＰ）は年平均７．１％増加し、国民の所得は年平均７．４％増加した。中国は供給側構造改革を実施し、大衆による起業・革新を推進して経済発展の原動力を転換し、経済構造を調整してきた。行政のスリム化と権限委譲により、市場に資源配分における決定的役割を発揮させ、政府の役割をより良く発揮させた。ターゲットをしぼった貧困支援を実施し、環境保護を強化し、軍を簡素化し、軍の戦闘力を高めてきた。また習主席の指導の下、中国共産党自身の建設が強化された。腐敗を撲滅する一連の行動により、反腐敗・クリーンな政治を推進し、政治のあり方が改善された。さらに習主席は「一帯一路」（「シルクロード経済ベルト」と「２１世紀海のシルクロード」）共同構築などの重大なイニシアティブを提唱し、積極的に新型の大国関係を切り開き、人類運命共同体の構築を後押しした。