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世界のグリーンファイナンスのリーダーになりつつある
中国 |
· 2016-08-22 |
タグ: グリーンファイナンス;G20;経済 | 印刷 |
先ごろ開催された20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、グリーンファイナンスが今年9月のG20杭州首脳サミットの重要議題として取り上げられることが確定した。世界的に見て、近年新たに登場した新型の融資方式であるグリーンファイナンスは、世界がグリーンな成長と持続可能な発展を実現できるよう後押しする重要な原動力になりつつあり、近年来世界経済にあふれるネガティブなニュースの中で数少ない明るい話題の1つでもある。
グリーンファイナンスとは、金融機関が融資を決定する際、潜在的な環境への影響を十分に考慮し、環境と気候変動に関する潜在的リターン、リスク、コストを金融機関の日常業務に組み入れ、金融資源が資源節約技術の開発と生態環境の保護に向かうよう導き、企業が環境への影響をより重要視した経営を行い、消費者が徐々にグリーン消費理念を持つようにすることを指す。
グリーンファイナンスという融資方式が急速に興ってきた原因の一部は、中国のグリーン貸付、グリーンボンド、グリーン資産証券化の急速な発展である。中国は世界のグリーンファイナンスのリーダーになりつつある。具体的には、それは主に次の3つの点に表れている。
まず、中国政府の発展理念転換及び政策支援・指導である。今年の初め、グリーン発展をさらに推進し、経済構造調整の最適化と発展方式の転換加速を促進するため、国家発展改革委員会は「グリーンボンド発行の手引き」を発表した。今年3~4月には、上海証券取引所と深圳証券取引所がそれぞれ企業グリーンボンドの試行に関する規則を出した。現在、中国は「グリーン貸付指標体系」を構築した3カ国のうちの1つであり、また世界で初めて関連機関が自国のグリーンボンド画定基準を打ち出すことを政府が支援した国である。
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