ホーム >> 関連報道 >> 本文 |
世界経済ガバナンス体制に積極的役割を果たす中国
|
蘭辛珍 · 2016-08-17 |
タグ: G20;杭州;政治 | 印刷 |
9月4日から5日にかけて、第11回20カ国・地域(G20)首脳サミットが杭州で開催される。国際経済協力と世界経済ガバナンスの最も重要な場であるG20の開催で、世界の視線は中国に、そして杭州に集まっている。G20サミットを主催することで、世界で最も重要な経済協力の場において中国が積極的な役割を果たす機会がもたらされた。G20は中国が世界経済ガバナンスに参与するための新たな出発点となる。
世界第2の経済体、世界経済成長の牽引役である中国にとって、G20サミット開催を契機に、サービス貿易とサービス業市場開放を重点とする「第2次開放」を推進し、次なるグローバリゼーションと中国との深い融合を推進することは、中国の経済社会発展に多くの面で深遠な影響をもたらす。しかも中国はG20議長国となって以来、マクロ情勢の検討評価と政策協調を強化し、構造改革のトップダウン設計の強化に力を入れ、「杭州行動計画」策定を主導し、「力強く、持続可能な、均衡ある成長」という目標の達成に向けて多くの取り組みを行ってきた。中国は国際金融枠組みワーキンググループを再開し、より安定的で強靭な国際金融枠組みの構築を推進し、実り多い成果を上げた。中国はグリーン資金の議題をG20の議事日程に初めて組み込み、グリーン資金スタディグループを設けた。こうした措置は、構造改革と対外開放の推進にかける中国の決意と、中国が世界経済の均衡ある持続可能な発展において果たす積極的な役割を世界に示した。
政治や社会など複合的要素の影響を受け、依然として厳しいこのところの世界経済情勢については、世界経済の発展を遅らせる「病根」を探し出し、経済を改善する「優れた処方箋」を見つけることが最も重要な任務である。今回のサミットは「革新的、活力ある、連動的、包摂的な世界経済の構築」をテーマに、「政策協調の強化、成長方式の革新」「高度な世界の経済金融ガバナンス」「力強い国際貿易と投資」「包摂的・連動的発展」「世界経済に影響する重要問題」などの重点議題について討論を展開し、世界経済が直面している最も突出した、最も重要な、最も緊迫した課題に焦点を絞って、国際協力のために方向を指し示し、中国の知恵で貢献する。
また、中国は責任ある大国のイメージで、発展途上国やBRICS諸国、新興経済体との政策意思疎通と協調を強化したことにより、世界経済ガバナンスに参与する余地がいっそう拡大し、国際社会も中国の声とその役割をますます重視している。
今回のサミットにより、G20が新たな活力を沸き立たせ、世界経済成長にパワーを送り込むことを期待する。
「北京週報日本語版」2016年8月17日
|