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中国が主張「G20にプラスのエネルギーを」
  ·   2016-03-01  ·  北京週報
タグ: G20;金融;経済
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2月27日、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が上海で閉幕した。

現在、世界経済の回復と成長は依然として力を欠き、世界貿易投資は低迷、国際金融市場は動揺が続いている。主要な発達経済体の通貨政策には顕著な分化傾向が見られ、新興市場国はより大きな下振れ圧力に直面している。そのため、国際通貨基金(IMF)はこのほど世界経済成長予測を3.6%から3.4%に引き下げた。さまざまな不安定要素と不確定要素が明らかに増加する中で、G20に対し、世界経済の突出した問題の解決促進に向けて指導力を発揮してほしいという国際社会の期待が高まっている。いかにしてマクロ経済政策の協調を強化し、いかにして構造改革を推進し、いかにしてグローバル経済ガバナンスを整備するのかは、今回の上海での会議の重要議題であっただけでなく、G20メンバーが杭州サミットでさらに討議する共通の関心事になるだろう。

これら共通の関心にしっかりと答えるには、G20自身の活力という問題をしっかりと検討し、解決する必要がある。世界マクロ経済政策協調とグローバル経済ガバナンスの最も主要な政策討論の場であるG20は、世界経済が力強く、持続可能で、均衡した成長を実現するために努力してきた。しかし、実際の国際金融危機対応を通じて、量的緩和政策だけでは成長を制約する構造的障害を突き破ることが難しく、多くのマイナスの波及効果をもたらす可能性がより高いことが証明された。そのため、G20メンバーは自国のマクロ経済政策を策定する際、意志疎通と協調を考慮しないわけにはいかなくなり、構造改革の推進を重視せざるを得なくなった。そうしなければ、G20は本当の意味で役割を発揮することができなくなり、国際金融市場の安定と繁栄、国際経済体系の公平と公正も、根のない木や源流のない川のように基礎のないものになってしまうだろう。

そのため、中国は一貫してG20メンバーの団結と協力を強化すべく努力し、各国国民が世界経済成長の成果を公平に享受するためにG20が役割を発揮するよう提言し、行動で示してきた。今回の上海会議で、参加国は世界経済成長枠組み、インフラ投資、国際金融枠組み、国際税収協調、グリーン金融・気候資金などの議題について共同声明を発表し、中国が主張するプラスのエネルギーと生命力をよりいっそう示した。G20杭州サミットの議長国として、中国はさらに政策コンセンサスの形成を促進し、世界に向けて明確で積極的なメッセージを伝え、緊密なマクロ経済政策協調で革新による発展とサプライサイド(供給側)改革を加速するよう呼びかけ、世界経済の全方位的な相互連結と相互作用の推進を提唱し、世界の発展における不平等や不均衡を減らすことを奨励していく。

「北京週報日本語版」2016年3月1日

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