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世界の期待に応え、良策示した習主席の演説
呂 翎  ·   2016-09-06
タグ: G20;G20ビジネスサミット;経済
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9月3日から4日にかけて、杭州で行われたG20ビジネスサミット(B20)とG20サミットの開幕式で、習近平主席はそれぞれ基調演説と開幕挨拶を行い、期待されていた「中国の処方箋」を世界に示した。習主席の演説の核心的な重要意義と、今回のサミットで注目されたグローバルガバナンス、気候変動などについて、本誌記者は盤古智庫学術委員、北京大学国際関係学院の張海濱教授にインタビューした。

――わずか2日の間に、習近平主席は2つの開幕式で演説を行った。2つの演説はそれぞれどのような点に重きを置いていたのか?

全体的に言って、習主席の演説はいずれも世界経済が直面する問題を分析し、世界経済問題を解決し、世界経済の力強い回復と健全な発展を促進するプランを打ち出した。このプランは強い中国の特色を持っているだけでなく、G20メンバー国と世界のその他の国々の意見を汲んだものでもあった。

習主席のB20サミット開幕式の演説はよりマクロ的で、内容がより豊富だった。中国の改革開放以来の経済構築上の成果を振り返っただけでなく、中国がグリーン発展、革新による駆動、公平な共有の推進、対外開放の拡大といった方法で、世界経済に貢献してきたことを客観的に述べた。演説で、習主席はいかに「革新的で、開放的で、連動した、包摂的な」世界経済を構築するかをめぐって今年G20サミットのテーマを説明し、またG20メンバー国は先頭に立って平和で安定した国際環境を共に守り、協力ウィンウィンのグローバルパートナーシップを共に構築し、世界経済ガバナンスを共に整備しなければならないと主張した。

一方、習主席のG20サミット開幕式の挨拶を一言で総括するならば、「実務的」である。挨拶ではビジョンについては触れず、問題の重要部分である「我々は何をするべきなのか?」という点を直接突いた。挨拶で言及された、「マクロ経済政策協調を強化し、力を合わせて世界経済成長を促進し、金融の安定を守る」「発展方式を革新し、成長エネルギーを掘り起こす」「世界経済ガバナンスを完備化し、メカニズム保障を固める」「開放型の世界経済を構築し、貿易・投資の自由化と利便化を引き続き推進する」「持続可能な開発のための2030年アジェンダを実行し、包摂的発展を促進する」という5つの主張は、まさに中国が世界経済発展に関する課題に対して出した処方箋であった。

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