改革を着実に推進してこそ明日がある 

張永軍研究員は次のように語っている。「供給側構造改革が系統的な改革である以上は、全体的な設計をしっかりと行い、各段階で取り組みの重点をよくとらえなければならない。まず効果を比較的上げやすい分野で取り組みを進める必要があるが、それと同時に、供給側構造改革を有効需要拡大措置と結合させ、できるだけ早く経済成長の牽引効果を生むようにする必要もある」。 

また、中国国家統計局の盛運来報道官は次のように指摘している。「現在、中国経済は上向きトレンドが抑えられている一方で、下向きトレンドに対しても下支えがあり、『強靭性が高く、発展潜在能力が十分にあり、手を打つ余地が大きい』という基本状況は変わっていない。今後は、構造改革の推進を堅持し、新エネルギーの育成を強化し、構造転換周期をできるだけ早く終わらせさえすれば、中国経済は引き続き中高速成長を維持することができるだろう」。 

「北京週報日本語版」2016年6月2日