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中国、研究者7000万人の「社会進出」を奨励
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· 2016-05-19 |
タグ: 中国;研究者;文化 | 印刷 |
◆純収益の5割は研究チームに
大学と科学研究機関の成果の転化による収益は以前、財政に納められていたが、現在は各機関に留められる。例えば、ある大学の研究チームの主要研究員が事前に取り決めていなかった場合、純収益の5割もしくは株式の5割はチームのものとなる。
大学、科学研究機関の指導者・幹部による株の代理保有については、規定では機関の主な指導者は株によるインセンティブの対象とならないが、奨励金を得ることはできるとされている。指導者になる前に取得した株に関しては、これらの株をどう代理保有にするか、もしくは凍結するかについて現在模索中だ。主な指導者になった後は、これらの株に対する操作と処理は許されず、現金化もできない。
◆研究者に名誉と利益を
研究者の評価と審査はこれまで、主にどのような論文を発表し、どのような課題に取り組んだかを重視していたが、科学技術成果の転化に関する指標が欠けていた。そのため研究者には成果を転化する動機が不足していた。改革後、研究者に「名誉と利益」を与える。これは単なる奨励や株だけではなく、研究や教育の面で、成果の移転・転化を重要な指標とする。
研究者の後顧の憂いを解消するため、現在の政策では「教員が学校を離れ自ら成果の転化に取り組む場合、3年間は役職を保留できる。成果の転化に失敗した場合、学校に戻り教員を続けられる。成功した場合、経営者になることも可能」と規定されている。こうすれば研究者の選択の余地が増える。
◆「大衆による起業・革新」を転化の重用な手段に
「大衆による起業・革新」は科学技術成果を転化する重用な形式・手段だ。
中国の科学技術人材は7000万人、研究開発者は500万人を超える。うち企業の研究開発者は400万人弱。この人材を十分に活用するため、「大衆による起業・革新」の中で研究者が産学研の融合といった各種手段により、自ら起業するか企業と共同起業することを奨励する。多くの研究者が大学や研究機関の中に残されている。これらの人材を社会進出させ、企業やその他の革新的人材と共に革新と起業に取り組ませることが、今回の移転・転化行動の中心的な内容となる。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年5月19日
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