日本のある経済誌が伝えたところによると、東京の高級デパートでは、日本人が手を出そうとしない高級商品を中国人観光客が買いあさる光景がよくみられるという。全体として、日本で売られている高級商品は中国の高級商品よりも高額だ。千里はるばる訪れた日本で高級品を買いあさる必要などないのだ。中国の富豪が日本などの国で過度な消費を行い、他国の内需拡大を助けるというのは提唱するに値しないことだ。「日本新華僑報」が22日伝えた。
「日本新華僑報」は次のように述べる。
最近、日本の複数の機関が行った中国人の日本観光旅行の状況調査によると、中国人の来日の最も主要な目的は買い物であり、回答者の約8割が買い物だと答えている。ある日本メディアの報道によると、今年8月に中国人観光客が日本で消費した金額(不動産投資を除く)は299億円に達し、日本の小売業界を東日本大震災後の谷間から救い出した。中国人観光客は日本の消費市場に極めて大きく貢献しており、すでに欠くことのできない着実なパワーとなっているため、日本人は中国人観光客を積極的に熱烈に歓迎しなければならないのだという。中国の富豪が日本の内需拡大を助けていることを、日本人は喜ばずにいられるだろうか。
中国人観光客の消費力の高さは日本を驚かせもし、喜ばせてもいる。今年7月、日本政府は富裕層の中国人観光客をより多く引き寄せるため、査証(ビザ)発給要件を大幅に緩和し、中国人観光客によって日本の内需不足を補おうとした。そして中国人観光客は日本各界の期待に背くことなく、大盤振る舞いをやって日本人をびっくりさせた。
バルブ経済崩壊から金融危機までの約20年間、日本人はいつでもサイフのヒモをしっかりと締め、海外旅行に行っても1万から2万円ほどの小さな土産物を買うだけだった。バルブ当時の金を湯水のように使い、世界を飲み込む勢いだった姿はもはやどこにもみられない。その一方で、日本経済が低迷期に入り、各産業・各業界が不景気にあえいでいることから、中国の富豪は今が「買い時」と見定め、次々に日本を訪れて買い物をし、買い物を中心とした日本観光旅行の人気が異常に高まることになった。
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