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民族団結のスポーツ大会 伝統文化展示の舞台

本誌記者 繆暁陽

9日間にわたる第9回全国少数民族伝統体育運動会が9月18日に貴州省貴陽市で閉幕した。今回の少数民族運動会は中華民族の団結を十分に表し、55の少数民族の独特な体育種目やさまざまな歌と舞踊のパフォーマンスが繰り広げられ、参加者全員が民族の伝統的なスポーツ文化の「カーニバル」を楽しんだ。

少数民族伝統体育の精髄の大集会

今回の少数民族運動会の競技種目数と選手数は両方とも今までの記録を更新し、少数民族式のレスリングやこま回しなど16の競技種目と188の演技種目を設け、55の少数民族からの34の代表団、6700人余りの選手が参加した。

「調和、生態、多彩」をテーマにする開会式(石剛撮影)

少数民族式レスリングの試合で、新疆ウイグル自治区ホータン地区から参加した農民の3人兄弟が注目され、2つの一等賞と1つの二等賞を獲得した。長兄は寧夏と広東で行われた2回の全国少数民族運動会で連続優勝し、その素晴らしい成績により、今はホータン地区のアマチュア体育学校の専任レスリングコーチになっている。

「ウイグル族式レスリングは新疆ウイグル自治区ホータン地区などで広く行なわれており、毎年5月から10月まで、ほとんど毎週アマチュアレスリング大会が開催される。多くのアマチュアレスリングの名手は自治区や国家レベルのレスリング大会で技量を発揮し、自治区や各地に招聘されてレスリングコーチになり、新しい人生の扉を開いた」と新疆ウイグル自治区民族式レスリングチームのコーチは語った。

こま回しは貴州省と雲南省などの地域で暮らす少数民族の人々に深く愛好されているスポーツである。こま回し試合で、貴州省茘波県瑶山郷から参加したヤオ族の謝友明選手と彼の2人の弟が男子団体の一等賞を獲得した。「村で暮らすお年寄りから若者までほとんど皆こま回しができ、子供は走れるようになるときにはもうこまを回せる。瑶山郷で、新年や節句のたびに最もにぎやかなのはこま回しの試合だ」と謝友明さんは言う。2008年、茘波県は学校教育の一環として民族文化教育を推進し、こま回しの達人の謝友明さんは瑶山民族中学(中学校・高等学校)の体育教師になり、生徒たちにこま回しを教えている。

第9回全国少数民族伝統体育運動会組織委員会副主任、国家民族委員会副主任の丹珠氏は次のように述べた。「全国少数民族運動会の最大の魅力は参加者が少数民族主体で、競技種目と演技種目が少数民族の伝統的な生産と生活から生まれていることである。民族運動会を開催する根本的な目的は、単にスポーツの成績を求めることだけでなく、少数民族の優れた伝統体育文化を伝承・発揚し、各民族がともに団結奮闘し繁栄発展するのを促進することにある」。

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