民族団結の舞台輝かしい文化のショーケース

全国少数民族伝統体育運動会は１９５３年に初めて開催され、５０数年の発展を経て、ほかのスポーツ大会と全く異なる特有性を次第に形成しており、世界における最も影響力を持つ伝統民族運動会の１つになっている。

全国少数民族伝統体育運動会には競技種目だけでなく、文化展示と演技種目もある。これまで９回の開催を通して、今ではすでに「開閉会式＋競技・演技種目＋民族大聯歓（交歓イベント）」という独特な様式が出来上がり、輝かしく多様な中華文化を巧みに運動会に溶け込ませ、民族の大団結を増進するとともに各民族の鮮明な特色も維持している。

今回の民族運動会の開会式と閉会式はそれぞれ「調和、生態、多彩」と「人文、自然、慶祝」をテーマにし、貴州の悠久の歴史と輝かしい文化を創作要素にし、５６の民族の特色と貴州の少数民族の伝統文化を一つに融合した。

１５日に貴陽市にある観山湖公園で行われた交歓イベント「民族大聯歓」で、１万人余りの人々が参加した多彩な中華民族文化のパフォーマンスが上演された。非常に独創的だったのは、交歓イベントにおいて、各代表団の代表らが観山湖公園で、このために郷里から持ってきた水と土を使って、一緒に民族団結を象徴する「同心樹（心を合わせる木）」を植えたことである。

第９回全国少数民族伝統体育運動会組織委員会副主席、国家体育総局副局長の馮建中氏は次のように述べた。「少数民族伝統体育運動会はスポーツ競技を媒介に、輝かしい少数民族文化の発揚、各民族の交流と団結を促進することを目的にしている。体育を文化と結びつけることは民族運動会の非常に重要な特色である」。