中国はアフリカに2200キロの鉄道を建設
自国の発展にともない、中国は諸外国との協力関係を進展させている。ここ数年、中国は多くの分野でアフリカ諸国との協力を展開している。
例えば、インフラ建設。中国はすでにアフリカ諸国に2200キロ以上の鉄道と約3400キロの道路を建設した。これらの国は持続可能な発展能力を増大しており、中国はこれらの国との協力関係を更に強めることで、両国の利益を高めている。
中国は先進国と協力して第三国、とりわけ発展途上国を支援するよう努めている。当然ながら、多国間協力関係を結ぶためには、まず駐在国の同意と支持を得なければならない。
ユーロ債買い増し、欧州当事国が歓迎
記者:最近、中国が欧州諸国の国債を買い増していることを受け、国際社会から2通りの声があがっており、欧州諸国が主権債務危機に対応する上で手助けとなるという一方で、懸念の声も聞かれます。中国の今回の戦略は何を考えてのことですか?
楊潔チ外交部長:どうしてどんなことでも「戦略」的角度から分析しなければならないのか私にはわかりません。中国人の身の処し方は非常に難しい。知人から援助を請われたら協力するか、しないか?協力しても、協力しなくても何か言われるからです。
実際のところ、中国は欧州の一部の国で起きた主権債務危機に非常に関心を持ち、ユーロ債を買い増し、欧州一体化を手助けする一連の措置を講じているのです。この対応を、欧州地域の国や人々、特に当事国の政府や人々は大いに歓迎していることと思います。
経済がグローバル化している今日、各国は益々利益の共同体となっており、力をあわせて困難を克服すべきで、互いを排斥するべきではありません。猜疑ではなく、信頼こそ、互いにうまくつきあう道なのです。
中国と欧州は世界で非常に重要な2つの経済体であり、それぞれ発展の重要な時期にあります。私たちは喜んで助け合い、ウィンウィンの関係を築いていきたいと考えています。
今年は「中欧青年交流年」で、非常に大規模な青年交流活動を双方で行われます。こうした活動を通じて人々の友情、信頼を増進することで、中欧の全面的戦略パートナー関係の持続的発展に向け、より強固な民意基盤が固まることを願っています。
ロイター社の記者の質問に対し、楊潔チ部長は「中国は法治国家である。我々は法に沿って事を行っている。つまり、法に従って記者の規制を行ったのだ。記者が合法的で、秩序ある取材活動を行えるように様々なサポートを行っている。その考え方は変わらない。今後も、合法的な取材活動を行えるように、より良く、記者をサポートするつもりである。外国の記者に対しても、中国の法律を守ってくれることを望んでいる」と述べた。
楊潔チ部長は、「外国人記者に対する警察の暴力行為は存在しない」と指摘。