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◇教え子たちから「我到中年」の報告③◇
~なお学び続け、良い弁護士と良い母親になりたい~ |
元南京大学日語科教師・斎藤文男 · 2019-09-12 · ソース:北京週報 |
タグ: 南京大学;卒業生;中日交流 | 印刷 |
卒業生から送られて来る「番外の作文」は、学生時代には考えられなかったようなさまざまな出来事が書かれている。授業と期末試験が終われば、春と夏の長い休暇を存分に楽しめた学生時代とは異なり、中年ともなれば人生模様もいろいろな綾に彩られ複雑になってくるからだろう。作文を書いたからと言って、成績が良くなるわけでもないのに、こちらからのお願いに応えて書いてくれる人にはただ感謝をお礼とするしかない。卒業生の何人が書いてくれるか分からないが、送られてきたそれぞれの「我到中年」を順次紹介しています。
なお学び続け、良い弁護士と良い母親になりたい
呉 燕
斎藤先生から「我、中年に到れば」をテーマとする作文のご依頼をいただいた時に、日本語専攻だった私は途方に暮れていた。何故かというと、今の私は、日本語を使う仕事をしているとは言え、弁護士の仕事であるため、使う日本語のほとんどは法律用語であり、面白い作文を書く能力はあまりないのです。斎藤先生からの任務を完成するために、時間のある時に一生懸命日本語の文学作品を読みました。それにしても、このような文章しか書けませんでした。
2人の子供を育てながら、弁護士の仕事もこなし連日多忙な呉燕さん(2018年5月、福岡県柳川市のクリーク脇で)
何故日本語専攻だったのに、弁護士になったのかと聞かれるかもしれませんが、実は日本語を勉強していた時に、外国語はコミュニケーションのツールだけであり、このツールを利用して、法律を勉強したい考えがありました。そこで、大学卒業後、法律を勉強するために、日本に留学しました。日本の大学院を卒業した後、帰国し、司法試験に合格して弁護士の道を歩いてきました。
留学時代にまだ彼氏がいなかった私は、帰国後すぐに同じ大学で留学していた夫と結婚しました。何故こんなに早かったのかというと、気の短い母親からの催促もあり、自分が「剰女」にならないのかとの心配もあったからです。もちろん、まだ結婚していない皆さんに、誰でもいいから、若いうちに早く結婚しなさいとお薦めするわけではありません。私は先輩と母親の夫に対するコメントをちゃんと聞き入れてから結婚を決めたのです。結婚してすでに十年が超えました。非常に幸せであるとは言えないかもしれませんが、夫婦関係は平穏であると言えます。この十数年間、1人の息子と1人の娘に恵まれ、毎日、仕事以外に子育てにも追われています。
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