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◇南京大学外国語学院創立百周年記念事業◇
~作文コンクールでエッセーが2等入賞(下)~
斎藤文男(元・南京大学日本語科専家)  ·   2017-11-13
タグ: 卒業生;大学;中日交流
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◇      ◇ 

◇卒業生からの感想さまざま◇ 

~“暖流”のような文章~家族と囲む炬燵のよう~ 

~みんなが繋がっている~学生生活が目の前に浮かぶ~ 

 卒業生の作文をまとめて、それぞれの人にメールで送るとともに、北京週報の私のブログでも紹介した。これを読んだ卒業生からは「同じ大学の卒業生でも知らない人がいるが、作文を読んでみんなが繋がっているように感じた」「同級生の面影が目の前に浮かび、感動的で“暖流”のような文章だった」「大学時代を懐かしく思い出し、実家で家族と囲む炬燵のように心を温めてくれました」などさまざまな感想がメールで送られてきた。 

≪名前はイニシャルになっていましたが、「文如其人」という諺どおり、読んでいると同級生の何人かの面影が目の前に浮かんできました。今年の冬は氷点下の日が続いていますが、これらの文章は“暖流”のように心を温めてくれました。≫ 

≪さまざまな地域から南京大学日本語科に入り、日本語に馴染み先生に教わるという縁。卒業してばらばらになっても、先生がまだ見守って助言をくださる親心。それはすべて非常に貴重なものだと再認識しました。≫ 

≪転職(道草)による自分探しをしていた先輩(後輩?)の意見や海に関する文章などを読んで、本当に感無量です。大学時代が懐かしくてなりません。先生からも励ましの言葉を読んで、思わず涙ぐんでしまいました。今年の日本は、例年にない寒さに包まれていますが、みなさんの文章は実家で家族と囲む炬燵のように、心を温めてくれました。≫ 

≪とても感動しました。みんなそれぞれの悩みを持ちながら、頑張っているなあ、と思いました。同じ大学の卒業生でも知らない人がたくさんいますが、なんか、みんなが繋がっているような気がしました。≫ 

鼓楼校舎でヒメリンゴの花とアオスジアゲハ=中国語名・青凤蝶(2013.4.13) 

≪作文を読んで、自分の過去を振り返るだけでなく、他の先輩や後輩の気が付いたことを読むことができて、なかなか得難い経験だと思います。学生生活は時間が経てば経つほどいい思い出になります。≫ 

≪どれも素晴らしくて感動しました。最初に卒業した先輩としての私は恥ずかしく思いました。後輩には優秀な方が輩出していることをとても嬉しく思いました。≫ 

≪全文を拝読しました。とても懐かしい南京大学の4年間が目の前に浮かぶような気持でした。≫≪先生のおかげで、前に体験できなかった感情をいっぱい味わうことが出来ました。生活と自然の中で、いろいろな事や物に対して敏感になり、感動しやすくなります。私自身も感性的になったような感じがします。ありがとうございました。≫ 

「大学を卒業して気が付いたこと」の番外の作文と、それを読んだ感想は大学の歴史の一コマとも言えるだろう。卒業生にとっては、来し方を懐古し行く末を見つめる原動力に、現役の学生には今の生活を省みる材料となり、大学を目指す若者には厳しい受験を乗り越える糧になってくれたらと思う。

「北京週報日本語版」2017年11月13日 

  

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