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◇安倍晋三首相の「真珠湾訪問」◇
~アジア各地との平和外交につなげよう~
斎藤文男(元・南京大学日本語学部専家)  ·   2016-12-23
タグ: 安倍晋三首相;真珠湾;政治
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安倍首相は真珠湾訪問の目的を「犠牲者の慰霊のため」であり、「二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。未来に向けた決意を示したい」と述べている。日米開戦の10年前から、日本は中国への“侵略戦争”を始めている。ならば、この時の犠牲者の慰霊と不戦の決意も示す必要があると思う。日米関係の和解だけをもって、先の大戦への「痛切な反省」と「戦後の総括を終えた」ことにするならば、中国や韓国などアジアの諸国からも不満や批判が起きるのは当然だろう。

  

=写真=安倍首相の訪問を待つ米・ハワイ真珠湾に浮かぶアリゾナ記念館(2014年2月6日、筆者写す) 

◇適切だった毎日新聞の「南京追悼集会」報道◇ 

安倍首相の真珠湾訪問に関して、日本のメディアが日米関係だけを中心にした観点から報道していたので、私は南京市の「南京大虐殺記念館」で12月13日に行われた今年の追悼式典を、日本の新聞がどのように報道するか注目していた。 

12月14日の日本の各紙を見ると、最も詳しい内容で目立つ扱いをしていたのは毎日新聞だった。2段の写真付きで「憎しみ封じ日本に配慮」の2段見出しを立て、5段の囲み記事となっていた。「式典では厳しい日本批判を避け、中国側の一定の配慮をうかがわせる内容となった」とし、共産党政治局員の趙楽際・党中央組織部長が「式典は恨みを続けるためではない。忘れてはならない記憶、否定できない真実を守るためだ」と述べたことを、現地特派員発で報道している。さらに、安倍首相の真珠湾訪問に関連して、市内タクシー運転手の石成標さん(61)が「安倍首相はまず南京に来るべきだ。我々は寛容の心で受け入れる」と話したことを付け加え、他紙とは異なった適切な内容だった。 

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