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日韓関係が全面悪化 深まる対立
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· 2019-08-07 · ソース:人民網 |
タグ: 日韓関係;半導体;政治 | 印刷 |
■改善の見通しは暗く
日韓衝突の急速なエスカレートは、表面的に見ると第2次大戦時の元徴用工問題及び日本の対韓輸出規制措置が原因だが、実際には両国間の摩擦が長年にわたり積み重なってきた結果だ。
まず歴史問題では、日韓は1965年の日韓基本条約で植民地支配、領土紛争、第2次大戦関連の「慰安婦」や元徴用工賠償などの問題を処理したが、当時の特殊な時代背景及び日韓で異なる政治的必要性から、こうした問題は棚上げされただけで、「処理が完了した」とは言えない。この事が、その後双方が歴史問題や領土問題で度々生じることになる摩擦の種となった。
次に1990年代以来の経済的テイクオフに伴い、韓国は経済的地位と国際的影響力が日増しに高まり、民族としての自信も強まった。対日心理においても、弱勢から相対的強勢へと転換し始めた。今回の日韓摩擦勃発後、日本政界では韓国が日本に敢えて挑むのは国力の差が縮まったことが根本的原因との考えが主流だ。
最後に日本の安倍晋三政権は右傾保守政権、韓国の文在寅政権は左翼改革政権であり、双方はほぼ全ての二国間問題において相手国への妥協が難しい。例えば歴史問題では、安倍政権は戦後レジームから脱却を急いでいるが、文政権は日本に植民地支配の歴史の徹底的な清算を要求しており、双方の主張には少しも符合点がない。
摩擦が幾重にも重なり合って、日韓関係は完全に膠着状態に陥っている。両国関係の立て直しには、まだ長い時間がかかるかもしれない。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年8月6日
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