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新時代に入った中国
本誌記者 蘭辛珍  ·   2017-10-23
タグ: 第19回党大会;新時代;政治
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新時代の示す意味と社会の主要な矛盾の変化を踏まえ、第19回党大会報告は新時代の中国共産党の歴史的使命を中華民族の偉大なる復興の実現だと述べている。そしてこの夢を実現するために必ず推し進めなければならないものとして、偉大な闘争、偉大なプロジェクト建設、偉大な事業推進を重点的に強調した 

偉大な闘争を行うのは次のような理由による。中国共産党はこれまで中国人民を率いて歩み、無数の極めて苦しい闘争を経験してきたが、目標に近づけば近づくほど直面するリスクや問題はますます複雑になるため、党は人民を団結させ率いて、効果的に重大な試練に対応し、重大なリスクを抑え、重大な障害を乗り越え、重大な矛盾を解決する必要があるからだ。 

偉大なプロジェクトというのは、中国共産党自身の建設である。報告は次のように要求している。「全党はより自覚をもって党性原則を固め、果敢に問題に向き合い、敢えて骨を削って毒を除き、党の先進性と純潔性を損なうあらゆる要因を取り除き、党の健康体を侵すあらゆるウイルスを断固除去し、党の政治的指導力、思想的統率力、大衆組織力、社会的結集力を不断に増強しなければならない」。 

偉大な事業というのは、中国の特色ある社会主義の事業である。報告は次のように要求している。「全党はより自覚をもって道理論制度文化への自信を強化し、閉鎖的で硬直したかつての道を歩むことも、旗印を変えるような邪道にそれることもなく、政治的不動心を保ち、着実な実践による国家振興を堅持し、終始中国の特色ある社会主義を堅持し発展させていかなければならない」。 

新時代における新たな配置 

第19回党大会報告は新時代における「2つの百周年」奮闘目標を細分化した。報告は次のように述べている。「現在から2020年までは、小康社会の全面的完成の決勝期である。2020年から今世紀中葉までは、2つの段階に分けて計画したほうがいい。第1の段階の2020年から2035年までは、小康社会の全面的完成を土台に、さらに15年奮闘して、社会主義現代化を基本的に実現する。第2の段階の2035年から今世紀中葉までは、現代化の基本的実現を土台に、さらに15年奮闘して、わが国を富強民主文明・調和の美しい社会主義現代化強国に築き上げる」。 

これは中国共産党が新時代という歴史的な時期に行った新たな計画である。また、報告が中国経済や政治、文化、民生などについて行った新たな全面的配置からも、「2つの百周年」奮闘目標達成に向けた実施アプローチを見て取ることができる。 

経済面では、報告は次のように強調した。「いささかも揺るぐことなく発展を党の執政・興国の第一の重要任務とし、あくまでも社会的生産力を解放し発展させ、社会主義市場経済の改革方向を堅持し、経済の持続的で健全な発展を推し進めていかなければならない」。 

具体的措置としては次の点を挙げた。①供給側構造改革を深化させる、②革新型国家の建設を加速する、③農村振興戦略を実施する、④地域間の調和発展戦略を実施する、⑤社会主義市場経済体制の充実化を急ぐ、⑥全面的開放の新たな枠組みづくりを促す。 

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