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世界の気候変動ガバナンスを牽引する中国
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· 2016-11-11 |
タグ: パリ協定;気候変動;政治 | 印刷 |
「国連気候変動枠組み条約」第22回締約国会議が7日、モロッコのマラケシュで開幕した。同会議は世界気候変動抑制に関する合意「パリ協定」発効後初の締約国会議となる。今回の会議には、「行動に移す」会議となり、人類共通の気候変動対応を推進させる原動力となることが期待されている。
これまで11カ月間で、マイルストーン的意義を持つ「パリ協定」は合意、調印から正式発効に至った。その進度は予想をはるかに超え、史上最も短期間で批准発効した国際条約の1つとなり、各国が手を携えて気候変動に対応するトレンドが生まれていることを示した。このプロセスにおいて、中国は積極的な貢献を果たし、カギとなる推進作用を発揮。世界の気候変動ガバナンスを新たな段階へと牽引する強い原動力となり、世界から賞賛された。
中国は終始積極的かつ建設的態度で気候変動交渉に加わり、世界気候変動ガバナンス改善の政治的原動力となった。
パリ気候変動会議の開催前、先進国と発展途上国は責任区分などの問題で論争が尽きなかった。中国の指導者とその他の国の指導者は緊密に折衝を行い、最大公約数を探った。最終的に、中国は米国、フランス、インド、ブラジルなど主要経済体とそれぞれ気候変動対応に関する共同声明を発表し、「パリ協定」の最終合意に向けて基礎を固めた。
パリ会議の会期中、中国の指導者は「パリ協定」について4つの提言を行い、広く賛同を得た。まさにパン・ギムン(潘基文)国連事務総長の言う通り、中国は「パリ協定」合意とパリ気候変動会議成功のために歴史的貢献を果たしたのである。
会議後、中国は模範を示した。今年4月22日の「パリ協定」署名初日に協定に調印し、さらに主要20カ国・地域(G20)杭州サミット開催の直前に協定を批准し、協定の早急な発効促進という前向きなメッセージを発信した。
中国は新たな理念と新たな行動で気候変動という課題に対応し、世界の持続可能な発展の原動力となっている。
ますます高まる資源・環境面の圧力を前に、中国は自国と人類共通の利益の見地から、エコ文明構築を第13次五ヵ年計画の重要な内容とし、「革新、協调、グリーン、開放、共有」という発展理念を実行し、稀に見る力を注いで汚染対策や生態保護に取り組み、科学技術とメカニズム革新によってグリーン・循環型・低炭素型発展を推進し、気候変動の緩慢化と適応をともに重視し、世界が注目する成果を上げた。
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