編集者の言葉

２０１６年７月１日、中国共産党は北京で盛大な中国共産党創立９５周年祝賀大会を開催し、中国共産党が団結し中国人民をたゆまず奮闘するよう指揮した輝かしい歴程を回顧し、党と人民事業発展の明るい前途を展望し、全国優秀共産党員、優秀党務活動者、先進末端党組織を表彰し、全党全国各民族の人民に対し、より自信に満ち、「小康社会」（ややゆとりのある社会）の全面的実現という奮闘目標の達成と中華民族の偉大な復興という中国の夢の実現を目指して前進するよう働きかけた。

祝賀大会で、習近平・中国共産党中央総書記、国家主席、中央軍事委員会主席は重要演説を行った。習近平総書記の演説をいかにして正しく理解するか？習近平総書記の演説にはどんなメッセージが込められていたのか？この点について読み解いてみよう。

７月１日、中国共産党創立９５周年祝賀大会が人民大会堂で行われた。習近平・中国共産党中央総書記、国家主席、中央軍事委員会主席は大会に出席し、重要演説を行った。全体を分析すると、演説には以下の４つの内容が含まれている。

一、中国共産党が中華民族のために果たした３つの偉大な歴史的貢献とその意義に対する総括

習近平総書記は次のように指摘している。第一の偉大な歴史的貢献は、我々党が団結して中国人民を指揮し、２８年にわたって血を浴びる奮戦を展開し、日本帝国主義を打ち破り、国民党の反動統治を覆し、新民主主義革命を成し遂げ、中華人民共和国を建国したことである。

習近平総書記は次のような考えを示している。この偉大な歴史的貢献の意義は、旧中国の半植民地半封建社会の歴史を完全に終わらせ、旧中国のばらばらで団結していない局面を完全に終わらせ、列強から押し付けられた不平等条約と帝国主義の中国に対する一切の特権を完全に撤廃し、中国が数千年にわたる封建専制政治から人民民主への偉大な飛躍を実現したことにある。