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潘基文国連事務総長「国連は重大国際問題をどう
扱うべきか」 |
本誌記者 李雅芳 · 2016-07-11 |
タグ: 国連;潘基文;政治 | 印刷 |
潘氏にとっての「国連事務総長」
潘事務総長が2007年に国連事務総長に就任してから10年近くが過ぎた。この仕事について、潘事務総長は辛さの中にも誇りを感じてきた。潘事務総長は次のように語った。「これまでの10年間で、国際情勢は激動した。例えば2008年には全世界を巻き込んだ金融危機が起こり、現在はテロリズムと極端主義がガンのように全世界範囲に広がっている。国連の立場から見れば、さまざまな試練に対し、各国の指導者が世界の人々のためにより明るい未来、素晴らしい世界を創ろうと努力していることは喜ばしい限りだ。中でも、習近平中国国家主席と中国政府は成功の手本になり、極めて大きな貢献を果たしている」。
この間、国連によって採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が2016年1月1日より正式にスタートした。各国は向こう15年間に17の持続可能な発展目標を実現するために努力していく。それと同じように、世界の持続的な発展のために、気候変動対応のための「パリ協定」も2015年12月に締結された。上記2点は人々を奮い立たせる成果だ。
「過去9年余り、私は世界の人々から与えられた使命に全力で取り組んできた。完全無欠とは言えないが、いくらかは喜ばしい成果を収めている」。世界発展の見通しについて、潘事務総長は「世界は依然として危険や試練に満ちているけれど、われわれは正しい道を歩いていると思う」と述べ、自信を見せた。
来年、潘氏は任期を終え、国連事務総長という重任を解かれることになる。「公務の分野で46年間も仕事を続けてきたので、本当に一休みしたい」と語った潘事務総長。退任後の生活については、「孫たちと一緒にいる時間がもっとほしい。孫たちはいつもいろんな気づきや楽しみを与えてくれる。次に何をやるのかを考えるのはその後だ」と微笑みながら話した。
「北京週報日本語版」2016年7月11日
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