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中米関係に対する戦略的再思考
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黄衛 · 2015-09-21 · 北京週報 |
タグ: 習近平;訪米;政治 | ![]() 印刷 |
――9月下旬、習主席は米国を公式訪問する。会談ではどんな議題について重点的に話し合うと思うか。今回の訪問にどのような成果を期待しているか。
習主席の訪米自体が前向きなシグナルであると同時に、中米関係が良好であってほしいという願いと肯定的要素が両国関係を突き動かしていることを示している。
会談の議題について戦略的に見てみると、米国側の重大議題は①サイバーセキュリティ、②東中国海・南中国海問題、③人権・公民社会の発展、④世界経済および中米2国間投資協定と市場参入を含む中米両国の経済貿易関係の4つになるだろう。中国側は経済問題が重点になるはずだ。これは、双方の重点交渉順序が異なることを意味する。
米中の経済関係は相互補完関係であり、これに疑問を抱く人はいない。米国の消費過剰、貯蓄不足に反して、中国は消費不足、貯蓄過剰である。両国経済がどのように相互補完性を実現させるのかについては、両国指導者が知恵を絞ることが必要だ。
中国が最も望まないのは西側が中国市場に対する信頼を失うことだ。目下、中国の実体経済にいくつかの問題が現れている。これは中国の経済発展モデルが変わったためである。いわゆる「新常態」(ニューノーマル)の「新(ニュー)」はもともと変化を意味する。米国側も、中小企業、私営企業、創新(独創的イノベーション)企業、サービス型企業の発展および金融体制の改革奨励など、中国が現在行っている経済発展政策の方向性が正しいことを理解するべきである。これらの改革と調整は中国経済に対する国際社会の信頼を強化するだろう。
同時に、今回の訪問を通じて、中米双方が相互非難をやめ、サイバーセキュリティ協力で進展があることを期待したい。進展といってもすぐ仕組みを構築するのではなく、両国首脳が枠組みについての合意や公約をする形になるかもしれない。たとえば、相手国のインフラを目標にしないといったものだ。そうした枠組みや公約ができれば、今後徐々に仕組みを構築していくことができる。
習主席の訪米を目前にした今、米国政界から再びさまざまな雑音(ノイズ)が聞こえているが、これは米国社会の主流ではないと思う。本当に誤解があるのであれば、今度の訪米は誤解を解く機会になる。中米関係にさまざまな雑音がある中での習主席訪米はそれ自体が勇気と責任感の表れであり、同時に良い機会にもなる。今回の訪問は必ず成功を収めるものと信じていると同時に、中米両国、世界平和にとっても福音をもたらすことを願う。
「北京週報日本語版」2015年9月21日
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