習近平国家主席の米国訪問と国連創設70周年関連首脳会議出席を前に、外交部は9月16日午後、第14回藍庁フォーラムを開催し、蘇格・中国国際問題研究院院長、金永健・元国連副事務総長、阮宗沢・中国国際問題研究院副院長、袁鵬・中国現代国際関係研究院副院長、王逸舟・北京大学国際関係学院副院長を招いて、中米の「新型の大国関係」構築と中国の国連参画などについて討論した。
習主席訪米の意義は重大
今回の習主席訪米について、蘇格氏は次のような見方を示した。「これはマイルストーン的な意義を持つ訪問だ。今回の訪問は、国際構造に深刻で複雑な変化が発生している中で行われる。中米関係は新たな転換期に入り、中国の改革開放も正念場に差しかかっている。従って、このタイミングでの訪問は重要であり、意義は重大だ」。
蘇氏はまた、「個人的には、今度の訪問の意義は鄧小平の米国訪問にひけを取らないと考える。今回の訪問は、21世紀における中米という2つの大国関係の発展方向を確立し、青写真を描くことになるからだ」と述べた。
両国の「新型の大国関係」共同構築推進について、蘇氏は次のように指摘した。「衝突せず、対抗しないという最低限のラインを守り、相互尊重の基本原則に従わなければならない。どちらも相手の国を変えることはできない。打ち解けてつき合い、協力するウインウインの関係を築いていくほかはない。どのような言葉で表現するかはさておき、重要なのは、既存大国と新興大国は必ず衝突し対抗するというこれまでの関係を踏襲さえしなければ、それが『新型の国際関係』だということだ」。