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習近平主席訪米の意義とこれからの中米関係
白石  ·   2015-09-22  ·  北京週報
タグ: 習近平;訪米;政治
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「新型の大国関係」の中身

阮宗沢氏は、新時代の中米関係には次のような重要な特徴があると指摘した。

まず、中米関係は現在、相互に関係を作り上げるという新たな段階に入った。中国はもはや中米関係において完全に受動的な立場ではない。今後の両国関係をどうするか、今後の関係をどう構築していくかについて、中国側も考えを提起している。従って、習主席の今回の訪問は今後数年、ひいては長期的な中米関係にとって重要な影響がある。

次に、中米協力は、2つの大国の特殊な地位を反映し、その地位にふさわしいものであるべきだ。中米協力に対する国際社会の期待は絶えず高まり、その一方で、今日の中米関係はすでに2国間関係をはるかに超え、世界に影響する意義を持つものになりつつある。多くの国際地域問題の解決において、中米の参画と協力が不可欠だ。

第3に、中米はアジア太平洋地域でインタラクティブな新モデルを構築しなければならない。例えば南中国海問題では、現在米国に2つの変化が起きており、憂慮を呼んでいる。1つは舞台裏から表舞台に出てきたこと。2つ目は南中国海紛争に関わる上で、同盟国による線引きをする傾向がますます顕著になってきたことだ。米国は現在、南中国海問題対応で歴史と国際法を無視し、同盟国と中国との間に対立が起こると必ず中国を非難し、同盟国の肩を持っている。これは中米間の問題処理と良好な関係確立にとってプラスではない。

阮氏は、「最終的には中米の将来は1つしかない。協力が大勢の向かうところであり、ウインウインの関係が人心の願うところなのだ」と指摘した。

このところ米国の一部メディアと学者が中米関係について悲観的で否定的な見方をしていることについて、袁鵬氏はいくつかの特殊な原因があると指摘した。

第1に、新たな改革開放や法による国家統治など、このところの中国事情に対する不理解である。不理解によって邪推が生じている。第2に、変化に順応できていないことだ。依然としてこれまで30年にわたる古い視点で、すでに変化した中国と中米関係を見ている。第3は不愉快さだ。人権、宗教、イデオロギーなどの分野で、中国が何をしても常に色眼鏡で見ている。そして第4に、とどのつまりは自信の喪失である。現在では、中国の一挙一投足を往々にして大げさに捉えている。

中国の新たな改革に対する米国と西側世界の不理解と不順応に対して、習主席の訪問は実際に顔をつき合わせて信頼を醸成し疑念を払拭する非常によい機会だ。

袁氏はまた次のように指摘した。「中米関係は重大なターニングポイントに来ている。両国の力関係には重大な変化が起きている。米国は戦略の重心を東にシフトし、中国はアジア太平洋への意気込みにあふれ、両国の戦略態勢も変化した。こうした中米関係の変化にどう適応するか。それには中米首脳のリーダーシップが求められる」。

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