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海洋生物の生息地を守るアモイの生態保護の取り組み
本誌記者・金知暁  ·   2021-10-11  ·  ソース:北京週報
タグ: 生物多様性;生態保護;社会
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1993年、アモイは全国に先駆けて海岸の総合管理モデルを実施し、養殖地の撤去と人工繁殖・放流を継続的に推し進め、厳格な禁漁制度の施行、違法操業の厳しい取り締まり、情報技術を活かした海洋ゴミの回収などを展開しており、海の生態と環境の質を徐々に向上させてきた。その中でも、アモイ湾で進む紅樹林(マングローブ)の復元と保護は特筆すべきものだ。

アモイ下潭尾濱海湿地紅樹林生態公園に広がる紅樹林(写真=本誌金知暁記者)

海水と淡水が混ざり合う汽水域に生育する湿地植物の紅樹林は、波による浸食防止や護岸保護、炭素固定、水質浄化だけでなく、生物多様性の維持にも役立っており、生態や科学研究、科学普及・教育、観光面での価値も兼ね備えている。 

アモイ市海洋発展局重大重点プロジェクト弁公室の余炎烽副主任によると、アモイ市海洋局はこれまでに27件の紅樹林生態回復プロジェクトを実施しており、その中で最大面積の下潭尾濱海湿地紅樹林生態公園は、保護・回復をベースとしながら、生態環境に影響を及ぼさない範囲で観光・レジャー施設も増設しているという。「第1期工事中、多くの市民や企業・公的機関が植樹に参加し、順調にプロジェクトが進みました。また、プロジェクトで建設された4つの生態修復モデル区内では、魚や貝、エビ、カニ類などの種と生物量、個体数がいずれも大幅に増加し、白鷺などの鳥類も干潟に集まってきています」と余副主任は説明してくれた。

紅樹林の植樹を体験する本誌記者に対し、アモイ海洋生物品種導入・育種センターで育てられた紅樹林の苗について説明するアモイ市海洋発展局重大重点プロジェクト弁公室の余副主任(写真左側、写真=本誌金知暁記者)

現在、プロジェクトの第2期工事も順調に進んでいる。最も注目すべきは、第2期で植えられる87万平方メートルの紅樹林は20年かけて、2017年にアモイで開催されたBRICS首脳会議で発生したすべての二酸化炭素を吸収し、「二酸化炭素排出ゼロ」という目標を実現することで、これはBRICS首脳会議の歴史上初めてのことだ。 

海は生命のゆりかごであり、海をいつくしみ、海洋の生物多様性を保護することは全人類が担うべき責任だ。海洋の生物多様性保護や海洋汚染の防止・管理、自然生態と調和しつつ発展する海洋経済など、アモイは非常に参考となるモデルをわれわれにもたらしている。 

「北京週報日本語版」2021年10月11日

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