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バス運転手・孟大鵬さんの大晦日
本誌記者・金知暁  ·   2021-02-07  ·  ソース:北京週報
タグ: バス;大晦日;社会
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孟さんにとって大晦日は1年で最も緊張する日だが、いい思い出もたくさんあるという。バス運転手になったその年、大晦日の最終バス運行中に交差点で赤信号を待っていた時、辺りの家々に明かりが灯るのを見て、孟さんは思わず車内アナウンスのマイクを手に取った。「今日は大晦日です。ここで北京公共交通集団を代表して、みなさんに新年のお祝いをしたいと思います。よいお年を!」。そう言い終わった途端、「よいお年を!運転手さんお疲れ様!」という励ましの声とともに乗客から大きな拍手が送られた。そのような反応を予想していなかった孟さんは心が温まるのを感じ、それ以来毎年春節には決まって乗客にお祝いの言葉を送るようになった。 

印象深いエピソードがもう一つある。ある年の大晦日にバスが正義路の交差点を通った時、年配の乗客が突然運転手席に来て、孟さんに話しかけた。「孟君、はい、これどうぞ。大晦日にお疲れ様!」。そう言って1枚の百元札をダッシュボードに置いた。孟さんはびっくりして、これはいけないと思いお金を返した。 

お年玉は受け取らなかったが、孟さんはその心遣いに大変感動したという。このおばあさんの行動は、長年真面目に働いてきた孟さんの努力を認めてのもので、彼にとって励ましにもなった。また、このような経験を通じ、孟さんは「どのような職業であっても自分の職責を立派に果たせば、社会に認めてもらえて、自らを高めることができる」と改めて確信するようになった。

映像を通じて北京公共交通集団の同僚たちに2021年春節のお祝いをする孟大鵬さん(写真中央、写真=北京公共交通集団第二客運支社の劉蕊さん提供)

2021年の春節まで残りわずかとなったが、孟さんは今年の大晦日もバスの中で過ごすことになる。最近、彼は感染症対策期間中のバス乗務サービスに関する研究をしており、さらにここ数年で書いた安全運転や乗客の心理などに関する論文を今年中にまとめて発表するつもりだという。どのような質問をしても二言、三言目にはバスの話になる仕事一筋の孟さんだが、取材の締めくくりに今年の夢を聞くと、「うちの息子は今学期の期末試験で英語が99点、数学が97点で、国語だけがちょっと低くて88点でした。来学期は息子が3科目とも95点以上取れるよう期待しています」と、ついにバス以外の話も聞くことができた。 

今年8歳の孟さんの息子もバスが大好きで、将来は父親のように立派なバス運転手になりたいと言っているそうだが、孟さんは賛成していない。「そのころには自動運転技術がきっと成熟していますよ。私は息子に科学研究の仕事に就いて欲しいです。例えばバスの車両デザインや、材料力学などがいいですね」と、話しているうちにやはり自身が深く愛するバスに話題が戻ってしまう孟さんだった。 

「北京週報日本語版」2021年2月7日

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