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W杯で日本がアジア勢の不名誉な歴史に終止符 中国は「2勝1敗を狙う」思考パターン捨てるべき
  ·   2018-06-25  ·  ソース:
タグ: ワールドカップ;サッカー;社会
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しかし、このような「3戦あったら2勝1敗を狙う」というスタイルには限界があり、短期的には通用しても、長期的に見ると、決して本当の意味での成果を収めることはできない。その理由はとても簡単で、そのスタイルは今ある馬をいかに使うかを考えているだけで、馬の数を増やすわけではないからだ。相手の最良の馬に自軍の最強の馬を当てても勝てない場合、相手に何が出てくるか予想して総合的な勝利を狙うこのスタイルでは、馬の実力を向上させることはできない。一方の日本が行っているのは数を増やす作戦で、手元にある馬をうまく利用して総合的な勝利を狙うという「ゲーム」には興味を示さない。そして、戦術の面で、アジアから抜けて欧州に肩を並べられるようにすることに焦点を合わせ、最先端の技術、戦術、練習法を青少年育成の時点で取り入れ、青少年サッカーのクオリティを上げ、クオリティの高い選手を多く作っている。そのようにして、根本的なレベルの向上を実現している。クオリティの高い選手を増やし、技術、戦術を本当の意味で向上させようというこのような思考パターンを持たなければ、低いレベルの軌道から完全に離脱し、正しい道を歩み始めることはできない。

中国代表が、「上等の馬」が勢ぞろいする日本代表と対戦する機会は今のところ全くなく、東アジアカップで、そこそこの選手やまだ若い選手しか招集されていない日本代表と戦う様子を見ると、中国と日本の差を目にすることになる。日本は、「2勝1敗」を狙うような戦いをすることは決してせず、中国の「上等の馬」に、自分たちの「中等の馬」を当てて、選手が経験を積んでレベルアップできるようにしている。そして、日本の「上等の馬」はというと、レベルがさらに高い欧州5大リーグで必死に経験を積んでいる。悲しいことに、日本の鹿島アントラーズや韓国の全北現代モータースは、純国産メンバーでも、中国サッカー・スーパーリーグで実力の高い数チームと戦える、もしくは勝てるようになっている。つまり、中国が「2勝1敗」を狙うような戦いをしている間に、日本や韓国の「中等の馬」の実力を向上させているのだ。

「2勝1敗」を狙うような戦いはやめ、中国も実力の高い選手の数を増やすことに焦点を合わせなければならない。そして、1日も早く技術・戦術革命を起こし、固定観念にとらわれず、創造性ある人材を育てることができる新しい科学的な青少年サッカー育成スタイルを見つけて、根本的な実力の向上を目指さなければならない。そうしなければ、中国と日本や韓国、ひいては世界との差が縮まることはないだろう。(編集KN)

「人民網日本語版」2018年6月25日

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