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世界的ブームとなった中国「十二支」の切手
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· 2016-01-08 · ソース:人民網 |
タグ: 十二支;切手;文化 | 印刷 |
中国郵政は5日、今年の干支「丙申(ひのえさる)」の記念切手を発売、皆が先を争うように買い求めた。干支による紀念法は、中国の伝統的な民俗文化であり、数年前から世界中でよく知られるようになった。海外でも、干支切手は流行しつつある。今年、米国、フランス、日本などでも、「丙申」の記念切手が発売される予定という。人民日報海外版が報じた。
世界で初めて干支切手が発売されたのは、実は中国ではなく、中国文化の深い影響を受けた日本だった。1950年、日本で「寅」の切手が発売された。中国で初めて干支切手が発行されたのは1980年だった。その時も「申」の切手だった。これらの切手は今、相当な値段がついており、切手収集マニアにとって極めて価値の高いプレミアとなっている。干支切手の発行は、アジア全体でブームとなり、中国香港・台湾、韓国、ベトナム、モンゴル、ラオスなどの国家・地区で大いにもてはやされている。
1990年代以降、中国文化が次第に世界各国で受け入れられるのに伴い干支切手もアジアの枠を超えて世界各地に飛び出し、中国文化のひとつの象徴となった。
1993年、米国郵政公社(USPS)は、同社が発行する初の干支切手「酉」の切手を発売した。干支切手を発行した国家・地区は、1997年の時点で56、2002年には90、現在は127に達し、種類は計3500を上回った。このうち、米国とオーストラリアは初めて発行して以来22年が、カナダは19年が経過した。
米国は昨年8月に、2016年1月に発行予定の「申」記念切手のデザインを早くも発表した。パープルカラーをバックに、中国の国花・赤牡丹が2つ、満開に咲きほこっている。切手の左側には、お猿さんが金色の切り紙細工であしらわれ、中国語草書体でゴールドの「猴(猿)」の字が書かれている。この切手は、米国で発行された干支切手の2順目・9番目にあたる。
今年のフランスの「申」の切手は、同国に住む芸術家・李中耀氏のデザインによるもので、今月29日に発売される。これは、フランスで発行される中国干支記念切手の最後の種類となる。中国画で常用される黄土色を用い、石山をバックに、中国画風に描かれた一匹の小さな猿が空を飛び跳ねているデザインは、「西遊記」で石から生まれた孫悟空のイメージを連想させる。
日本の2016年申年切手のデザインには、数年前からのパターンが受け継がれている。
中国伝統文化の縮図のひとつともいえる干支は、中国文化を世界各地に広める力、豊富な内容と風情を充分に浸透させる力を持っている。干支は、中国に対する世界各国の人々の興味をさらに深めただけではなく、いつの間にか、中国文化の伝播に多大な貢献を行っていた。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年1月8日
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